2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ただの思い出話。 「昔は良かった」というのが老人なのだ。 昔、「科学と学習」という雑誌があって、それが毎月1回小学校校内で売られていた。 「科学」には科学っぽい付録が、「学習」には子供向きの小説本なんかがついていた。 私は「科学」の付録の「羽ば…
子供の頃読んだ偉人伝に次のような記述があったように思う。 ある貧乏な子供がいた。 その子は大変優秀であったため、学校の先生が、放課後無料で高度な勉強を教え、 費用も工面してあげた。おかげで彼は、上級の学校に進学できた。 貧乏な親子はその先生に…
私も子供たちも塾のお世話になった。 (私はアルバイトで塾講師をしたこともある。) 当然、「あってよい」というより、「なくては困る」存在だった。 (ずっと書き続けているが、もちろん、学校の先生方にもお世話になった。 どっちの恩が大きいかと言うの…
教育関係者には、「塾嫌い」「受験テクニック嫌い」がけっこういるような気がする(未確認)。 好き嫌いは自由だが、ご自分の「嫌い」を正義と思い、権力のある方はその権力を行使してでも 嫌いなもの(=塾)を排除しようとするような気がする。 しかし、塾…
「もっと具体的に、あなたはどういう授業が理想なんですか?」と言われると思う。 まず言っておくと、授業というのはライブ芸術の一種だと思う。 だから、たとえば、いきもの○かりに「A○Bのように演ってください」というのは無駄で無理だ。 (もちろん、その…
(少なくとも日本では)「質問の形をした批判」が結構ある。 それで、先日の会議では「これは批判ではなく、純粋に質問なのですが」と断って、 上司の案に関して想定される問題とその対処法について質問した。 (「たぶん、こうなると思うのですが、どう対処…
生徒・学生はあらかじめかなりの予習をしてきて、授業の時間には「講義」ではなく、 活発な討論的なものをする、、、というものらしい。 私はなんだかいろいろ反対しているようだが、別に反対ではない。 これは要するに「大量の予習」ということだろうし、そ…
よ〜く考えたことは忘れない。 大先生が、記憶学習が嫌いで、そのくせ専門知識をたくさん持っているのは、 よくよく考えるからだろうと思う。 数学の先生が「朝起きて、さあ、今日は数学を勉強するぞと思うような人はだめだ。 朝起きたときにはもう数学の勉…
よく「知識より思考が大事」と言う。 もちろん反論はない。 しかし、知識がなければ思考はできない。 たまに有名大学の大先生が「私は覚えるのは嫌いだし、無意味だと思う。 子供たちには暗記学習などやらせず、考えさせた方がいい」と言う。 ウソはついてな…
中学校のときの同級生に同窓会に誘われた。 突然電話がかかってきたのだが、その声わかった。 正確には、私の知っていた彼が年を取るとこういう声になるだろうという声だった。 うぬ。 で、大喜びで、参加させてもらうことにした。 という話を娘にしたところ…
発見学習とか、どうしてもウソくさいと思う。 普通の子供に発見や研究ができるのだろうか。 逆に、子供が何かを発見したとして、教員はそれを評価できるのだろうか。 私は「お店を研究したら、お花を研究したら、○○を研究したら、こういう発見があるべき。 …
漢字や計算というのは、象徴的に言っているのであって、「一生それだけでよい」という 意味ではない。その次もある。しかし、最初に重要なのはそれだと思う。 要するに、 記憶学習と技能練習を重視すべき というのが、私の主張だ。 これは初等中等教育では特…
討論というと、アメリカのディベートを思い浮かべる。 これは確かに重要な能力であり、これが導入されたのは、ゆとり教育の数少ない 「良かったこと」の1つだろうと思う。 しかし、アメリカ人のディベートは、おそらく、本当に厳しい。 だって、多くのエリー…
私が話したいのはアクティブラーニングに代表される最近の動きだが、形が見えないから、 たぶん、その基となっているゆとり教育を語る。 ゆとり教育は、知識重視型の教育を改め、思考力を鍛える学習であるという。 また、個性的で、能動的で、生きる力を持っ…
選挙を前にして娘はいろいろな政党の主張を読んだらしい。 娘「私は○○党の言ってることが一番正しいと思う。お父さんはどう思う」 私「う〜ん。自分で良いと思ったとこで良いんじゃないの?」 娘「でも、ほら。一応、親の意見も聞きたいから」 私「その政党…
それは国民がそのコストをどれだけ負担できるかによる。 が、基本的に、能力別クラス・個性別クラスを作るのがベストだと思う。 私は社○主義者であり、戦後日本に育ったから、「みんな一緒」が好きだ。 しかし、人はそれぞれ違う。 だから、可能なら「分ける…
ひつこい?はい、もうこれでやめます。 以下、アクティブラーニングについて妄想をさく裂させます。 「これがアクティブラーニングだ!」というものを知らないので。 ただ、たぶん、以下のようなものだと思う。 たとえば、生徒に「地域を活性化させるにはど…
電車で座っていたら、私のポケットから印鑑がころり。 で、隣のおばさんの、その、言いにくいのだが、お尻のところに。 慌てて取ろうとしたのだが、いや、待て、そこは危険地帯だ。 うっかり手を突っ込んだらお縄になるかもしれない。 と、躊躇しながら顔を…
***妻のセリフ*** 今日は晴れてよかったね〜。 彦星と織姫会えたよね〜。 あ、でも、七夕が雨のとき、「雨降って残念だね〜」って言うと、 必ず、「でも雲の上は晴れてます〜」って言う人いるよね〜。 主に、理系少年だよね〜。 ***妻のセリフ終わ…
ああ、うれしいな。
一応、調べてみたら、文○省のHPに定義があった。 教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を 取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、 認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を…
なんだかあちこちでアクティブラーニングという言葉を聞く。 その確たる全体像はいまだわからないけれど、大失敗に終わるような気がしてならない。 「失敗」とは「掲げた目標を達成できない」ということである。 (「何もしないよりやった方がよかった」とい…