2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

見えない学力考3

私的なまとめ。 岸本先生の言う「見えない学力」とは、「見える学力」を木に たとえるなら、その木を育てる土壌のようなものだ。 どんなに水や肥料をやっても、土壌がなければ、木は育たない。 一方、土壌がしっかりしていれば、大きな木が育つことを期待で…

何を読書させればいいのか

岸本先生の本の内容は、我が家では、そろそろ卒業と書いた。 年齢的に卒業なのだ。 ただし、1つだけ、はっきり現在進行形のものがある。 それは、読書だ。 息子は、どうも文学作品を読まない。 娘は、、、まだ、小学生だからかもしれないが、やはり、文学作…

見えない学力考2

前に読んだ本に書いてあった「見えない学力」に興味を持ったので、 「元ネタ」と思われる本を、買ってしまった。 岸本裕史著「見える学力、見えない学力」 すばらしい本だった。 この本で言う「見えない学力」とは、まさに、私がほしいと思った 「見える学力…

学力テストは悪くない

実は、例のシルバーウィーク、あんまり出かけなかったので、本をいっぱい買って 読み始めたのだった。で、 古荘純一著「日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか」 を読んだ。(シルバーウィーク内では収まらなかったが。) 内容はタイトルの通りで、とても興…

地区対抗運動会

今日、地区対抗運動会があった。 これが、また、なんというか、なかなか大変なのだ。 ものすごく燃えている人たちがいる一方、「休みをつぶしてなんでこんなこと してるの?」という人達がいる。 おそらく、燃えている人達の多くは旧住民であり、冷めている…

幾何学あれこれ

昨日、本屋さんで、コクセター著(銀林浩訳)「幾何学入門」(上下)と いう本を見つけて、衝動買いしてしまった。 コクセターと言えば、私にはチンプンカンプンだが、現代数学の偉い人(笑)で、 その人がユークリッド幾何の本を書いているのだから、読まな…

見えない学力考

「もう教育本は十分読んだ」と思う。 が、また、最近フラフラと1冊買ってしまった。いや〜、懲りないですね〜。 その内容は、「学力向上派」に対して、かなり一方的(と私には思える)な 批判が多く、読み通す気力がなくなってしまったのだが、おもしろいこ…

娘の数学、または、嫌われ父さん

私は、子供に、数学の問題を出したりする。 で、高速大量反復法に感銘している私は、時間がかかりそうになると、 ヒントを言うようにしていた。ヒントを聞いてから考えろ、と。 が、それは、すこぶる評判が悪い。 息子は、「問題を考えていると、オヤジが横…

息子の数学

今日、ちょっと、と言うか、かなり難しい(と私は思う)論理の問題を出した ところ、少々時間はかかったが、ちゃんとできた。 これには、感心した。すばらしい。 それで、ちょっと、思い立って、ごく簡単な図形の問題もやらせてみた。 簡単な問題だ。 しかも…

おっさんが現代に挑む

前に、「私は現代がわからない」と書いた。 が、そのままではラチがあかないので、自分なりに考察したい。 おっさんである私にわからない「現代」とは、これすなわち、 若者のことである。 以下の話は、すべて、私の想像のみを根拠とする。 最近の若者で特徴…

親が中学生にできること5

あくまで、我が家の事情。 英語。 これは、子供たちが幼少のみぎりから、CDを聞かせたりなんかした。 効果はそれなりにあったと思うのだが、「バイリンガルになる」なんて ことは、なかった。まあ、当然ですね。 前にも書いたが、英語の勉強は、むしろ中学生…

答は7^5/6^6

上記の問題「サイコロを6回振って途中で目の合計が6になる確率はいくつ?」 について、ちょっと調べてみたら、「すうじあむ」というサイトに、 7^5/6^6という答が書いてあった。 http://suseum.jp/gq/question/692 うぬ〜。なるほど。世の中には頭の良い人が…

親が中学生にできること4

中学生の息子に何を勉強させるか。 仮にも公開ブログだし、はじめは一般論を書こうと思っていたが、一般論は これまで散々書いているので、私の愛する息子に限った話にしたい。 まあ、おっさんの雑談だから。 まず、数学。 息子は、論理能力に優れていると思…

親が中学生にできること3

「中学生の勉強」を考えるとき、まず「問題」になるのは、自主性とか自我 の話だろうと思う。 自分で勉強をはじめる様子がないとか、「勉強しろ」というと「嫌だ」と 言われるとか、、、。 しかし、「時間の問題」も大きいかもしれないと思うようになった。 …

親が中学生にできること2

息子の小学生時代(もちろん、今の娘にもそうだが)、私は、実に楽しく 勉強を教えられたと思う。 まず、そのほとんどが、私の解釈で言うところの「先行体験」だった。 つまり、期限も目標もなく、成果も確かめないものだ。 これが楽しくないはずがない。 一…

大運動会!

今日は、小学校で運動会。 娘が大活躍のすばらしい一日だった。 あのシーンは、お父さん、決して忘れないよ。 誰にとっても、運動会は、自分の子供が輝く一日だと思う。 ま、一番輝いていたのは、当然、我が娘だけどね。えへへ。 今回、娘は親友とは違う色(…

親が中学生にできること

娘はまだ小学生だが、息子は中学時代もすでに半分が過ぎそうだ。 で、私は、まだ、中学生の勉強で親ができることを考えている。 中学生ともなれば、そろそろ自立する時期であり、もう何も手を出さなくてよい、 という考え方もあるだろう。 けれど、何かやれ…

私の批判のひとつの理由

思うに、「文化人」という人たちの文章の中には、 ・明らかな事実誤認 ・論理の破綻 ・見当はずれの批判 などがあることもある。 (もちろん、いつも、ではない。多くもない。念のため。) 見当はずれの批判とは、たとえば、八百屋に行って、「肉が売ってな…

私家版・子供のための国語勉強法10 最終回

これまで昔話で、さあこれから今の話...と思ったら、突然の最終回。 まあ、そんなところです。 ちょっと私的な話を。私家版ですから。 まず、息子の話。 最近、息子が、明治の「偉人」を、かなり強く批判していた。 理由は、「戦争に反対しなかった」もし…

私家版・子供のための国語勉強法9

これから、高校入試について考えたいと書いたが、もう少し。 30年前の大学入試に関しての話の補足。 と言うのは、読み返してみると、私の主張は 現代文を理解するためには知識が必要 ↓ 知識を書けば高得点 というような誤解を与えはしないか気になったから…

過去の霞の中から

30年前に国語の現代文で話題だったと、私が思うことは、霞の中だ。 でも、がんばって、思い出してみたい。 システマティックに並べるのではなく、ランダムに。 もちろん、これがすべてではないだろうし、勘違いもあるかもしれない。 もちろん、根底にあるの…

私家版・子供のための国語勉強法8

数学がわからない場合、問題を解くのは苦痛でしかないだろう。 ところが、だんだん仕組みがわかってくると、おもしろくなる。 「あ、これは、三平方の定理を使えっていうことだな」とか、 「これは、どこかに補助線を引くと、三角形の合同ができそうだ」とか…

私の読書感想文

「新釈 現代文」が本屋さんで平積みされてた。なんだかうれしい。 文庫本だった。ということは、もう、受験参考書ではないんだなー。 なんというか、「その後の動き」も知りたいなー。 ついでに、最近、ちょっと気になっている方による参考書を読んでみた。 …

夏休み明け雑感

子供たちの夏休み明け。私は、自宅待機。 夏休みの後半は例によって息子の宿題に明け暮れた。 なんで後半になるとあんなに大変になるのだろう。 まあ、部活の大会が3回もあったし、忙しかったのはわかるけど。 本人(たち?)は、来年は、もっと早めに終わら…