2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

妻のお言葉

私は遠い昔、少しだけアメリカに住んだことがある。 そこでいくつか習慣・嗜好を身につけたのだが、その中に「固いシリアルを好む」がある。 (シリアルとは、朝牛乳をかけて食べるアレである。) アメリカのシリアルは固い。 が、それに慣れると日本のもの…

後日の会話

娘「私わかった」 私「何が?」 娘「出かけるときに重要なことはどう行くかではなく、連れて行ってくれる人をどう見つけるかだって」

前日の会話

私「大丈夫?」 娘「黙ってて。私は明日のイキカタだけを考えてるの」 私「おお、中二だねぇ」 娘「え?違う。行き方。生き方じゃないよ」 中二というか、小学生のようだね。

娘のS宿紀行

一人でS宿に行った。 ついていきたかったが、大丈夫、と。 駅に着くと、どういうわけか、どこのゲートも開かず外に出られなかったという。 「どっちに行ってもピコーン!ピコーン!って。もう一生S宿駅から出られないのかと思った」と。 いやいやそれは困る…

声色

妻から電話が来た。 諸般の事情があって、娘っぽく応対してみた。 ちょっとしたいたずらのつもりで、妻はすぐ気づくだろうと思ってやった。 が、電話の向こうで妻が思い切りうろたえる雰囲気が伝わってくる。 「え?あ、あの?え?あれ?」とかなんとか。 も…

私と娘の会話

娘「友達に"はなかっぱ"の話をしたんだけど通じなかった」 私「まあ、そうだろうねぇ。高校三年生で"はなかっぱ"見てる人少ないと思うよ」 娘「でも、お兄ちゃんなんか、イナズマイレブンとかポケモンとか見てたよね」 私「そうだね。見てたというか、今も見…

妻と娘の会話

妻「今日は寒いから上着を着ていきなさい」 娘「え〜。暑いからいいよ」 妻「だめよ。じゃ、この薄手のでいいから着ていきなさい」 娘「・・・は〜い」 (妻の出した上着をしぶしぶ手に取った娘に) 妻「そんな薄いので大丈夫?もっと厚いの着たら?」 娘「…

あぶない火遊び

拠出金を停止するだの、はては脱退するだのと言う。 少し前なら、止め役がいて、その止め役が泥をかぶったのだと思う。 「やめろだ?そんな腰抜けがいるからだめなんだ。ああ、わかった。やめだやめだ」みたいな。 ところが、今は止め役が本当に少なくなった…

私の場合

勉強をやめない方法というのは人それぞれであって、一般論は(あまり)ないと思う。 が、それだけでも何なので、私の場合を述べたい。あくまでも、私個人の話である。 こんな私でも「勉強をしたくない」と感じることがある。特に理由はなく、なんとなくであ…

勉強の極意・再 5

で、勉強の極意って何? 私が思うに、「やめないこと」である。 あれ。それ最初に言ったよね。言いました。 はじめに奥義あり。です。 実際、そうとしか言いようがない。 が、もう少し、具体的に言うと、 ・過大な目標を立てず、日々プチ達成感を感じる仕組…

勉強の極意・再 4

別に教科書に線を引くことが極意というわけではない。 それどころか、推奨しているわけでもない。 ところで、山に登って頂上に到達し、下界を見下ろすときの達成感はすばらしい。 普通の人は、その達成感を予想しながら山に登ることができる。 しかし、頂上…

勉強の極意・再 3

はい、もう少し具体的に。 勉強を続けたくなくなるのはどういうときだろう。 それは、心が疲れたときだろう。 体としての脳が疲れただけなら、寝て休めばまた再開できる。 「なんだかもう一度教科書を開く気になれない」というのは心が疲れたのだろうと思う…

妻の見解 2

ところで、妻も娘につきあって数学I・Bを勉強することにした。 おかしな家族という自覚はある。 これも息子からの強い推奨があったためである。 妻は、子供のテストのて点が悪いと暴れる。 受験期の息子は言った。 「テストの点が悪いと何がつらいかって、お…

妻の見解

今私は娘につきあって化学の勉強をしている(いつまでやってんだ?)。 だいたいわかってきたのだが、ガラクトースだかナントカトースというのがなかなか 覚えられない。 で、妻に聞いてみた。 妻は学生時代お勉強ができた。と思う。 「え?糖類とか?別に覚…

勉強の極意・再 2

勉強の極意は「続けること」であろう。 逆に言えば「続けなくなる原因を取り除くこと」となる。 続けなくなる理由は「勉強計画に無理があるから」だと思う。と書いた。 ここで言う「勉強計画」とは必ずしも「○月○日に微分の勉強をして」のような 具体的な計…

勉強の極意・再 補足

「自分は勉強計画など立てない」という人もいると思う。 本当にまったく勉強そのものをしていないなら「勉強計画も持っていない」と言えると思う。 しかし、たとえば、「勉強は宿題をやるだけ」とか「勉強は気が向いたときに好きなものをやる」とか、 あるい…

勉強の極意・再

いや〜、もう何度も同じネタを書いてるし、とうとう題名すらかぶってきた。 けど、まあ、気にしない。 勉強の最大の極意は「やめないこと」だと思う。 勉強すれば学力なりテストの点なりは上がるのだ。 それでは、なぜ勉強をやめてしまうのだろうか。 これは…

ニュース

おめでたいニュースが立て続けに。 ものすごいハイペースですよね。 大村先生、なんと言いますか、益川先生以来のキャラになるかも。すみません。 「ニュートリノが質量を持つ」というウワサは聞いていた。 が、「本当なら絶対ノーベル賞でしょ?ノーベル賞…

妻に私の歴史論を語り「つまらん」と言われる

歴史(いつも言うように、教科の歴史である)の主体って何だろうか。 たとえば、「日清戦争が起こった」と言うと、主語は日清戦争である。つまり、事件が主語だ。 「日清戦争で日本と中国が戦った」と言うと、主語は日本と中国という国家である。 しかし、お…

存在の環 5

さて、要するに、世の中には「石は小さい岩(で、岩は大きい石)」のようなことが多い。 人は無意識にそういうものを持っているが、意識すると不安になる。 その不安感は健全だと思うのだが、「不安なことは一切やらない」というと先に進めない。 そもそも我…

理解の環の例 2

やはり世界史の話をしないわけにはいかないだろう(笑)。 たとえば、1878年のサン・ステファノ条約について語ってみよう。これは何かと。 教科書では、連綿と続く歴史が人類のアケボノから現在まで語られる。 いろいろな事件があるが、それらにはなんとなく…

え?何が言いたかったの?

上記は、圏論の基礎(マックレーン著)という本の前半を自分なりにまとめたものである。 (この本はすごくおもしろい。でも、圏論っていったい何の役に立つのだろう?) 私はあまり数学書を読んでいないので勘違いかもしれないが、数学書としては結構ワイル…

理解の環の例

抽象論ばかり構築しても仕方がないので例をやってみたい。 例としてこれまで、石・岩、右・左、四則演算のような簡単なものをやってきたので、 ここでは、圏論とやらいうものを考えてみたい。 と言って、圏論の公理系を構築したいのでもない。だって、私は数…

存在の環 4

ここで私が「理解の環」と言った場合、必ずしも厳密なものを意味しない。 だいたいにおいて「石とは小さい岩のこと、岩とは大きい石のこと」のような理解のことだ。 これは、もちろん、大変危険な理解と言える。 たとえば、「AならばB、BならばA。よってAは…

右と左の話

「画像を送ることのできない異星の知的生命体と音声だけで通信ができたとして、右と左の違いを 教えることはできるか?」という問題がある。 私を愚か者だと思う人は、この問題を考えてみてほしい。 「心臓がある方が左」などとは言えない。だって相手は異星…

存在の環 3

四則演算の基礎は足し算だろう。 そして足し算の基礎は「数える」だと思う。 「数える」という行為はまったく当たり前のことだ。 しかし、「数える」ということを知らない人たちに「数える」を教えるのは大変なことだと思う。 思うに、「数える」という行為…