2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
大学1年生のとき、線形代数の先生は講義最初の日に次のようにおっしゃった。 「この大学で長年教えてきてね。わかったことがある。 それは、君たちに難しいことを教えてもわからないってことだよ。 だから、一番薄い教科書を選んだんだ。これくらならわかる…
ではどうすればよいのか。 それは、「先生の言うことをよく聞いて、宿題をやるのが一番」であると思う。 以上。 だが、もう少しおまけを。 以下、講義が理論系の場合。 時間があるなら、春休みにでも杉浦先生を読んでみてもよいと思う。 ただし、前に書いた…
上に書いたように、うっかり手を出すのはやめた方がよいと思う。 しかし、数学が好きで、自信があって、時間もあるならぜひお勧めしたい。 ただし、数学以外の分野で役に立つシーンは思いつかない。 (もちろん、私は素人で、他の本をたくさん知っているわけ…
まず、教える人の性格がある。 特に、数学を純粋な理論として教える先生と、応用を考えて教える先生がいる。 それだけで大きな違いが出る。 実は、私が受けた授業は、応用より理論を重視していたような気がするので、 「応用を考えた授業」のことはよくわか…
なんとなく。 私が大学生になった頃、理系教養課程における数学教育は恐るべきものだったと思う。 たぶん、クラスの7、8割が落ちこぼれていたのではないだろうか。(あくまで推測だが。) 息子の話を聞くと、今はそんなひどいことにはなっていないようだ。 …
ところで、(普通の人には)暗記の勉強はつらい(と思う)。 私にはつらかった。 先生に暗記しろと言われた記憶はあまりないが、暗記しなければテストで点数が取れず、 しかたがないから暗記しようと思うのだが、なかなか覚えられず、きつかった。 そして、…
子供が中学生の時、学校のテストを見た。 歴史(社会)のテストに「以下の選択肢の中で○○なものを見つけよ」なんて問題があった。 選択肢は5つくらいだが、うまくできていて、たぶん直接的な知識で正解を知っている子供は ほとんどいないだろうけれど、基礎…
子供が良い肉体を得るためには、たとえば、スポーツをやらせると良いだろう。 それでは、ソフトボールとかサッカーとかが良いだろうか。 しかし、考えてみると、棒を振り回したりボールを蹴ったりすることが、その子供の人生に どれほどの意味があるのだろう…
要するに、子供に知識を与えれば、子供はそれを糧に「人格」を作っていくと考える。 それは、子供にご飯を与えると、子供がそれを糧(?)に「肉体」を作っていくのと似ている。 (ご飯がそのまま肉体になるのではないように、知識がそのまま人格になるわけ…
そういう詰め込み教育はファンタジーの世界にしかないのではないか。 私は受けた覚えがない。見たこともない。聞いたこともない。 と書いた。 それは、「ずっと詰め込みのみをして、生徒に思考させない、自主性を持たせない」というものだ。 しかし、ぎょっ…
知識と人格形成の結びつきをしつこく書いている理由は2つある。 ひとつは、昨今の「教育理論」に対する危機感である。 それらの多くは、知識の獲得なしに、あるいは、知識の獲得を軽視して、思考力をのばそうと するものに見える。 私には、それは不可能に見…
知識を教える人(先生)とは、「人格の一部を与えてくれる人」なのである。 と書いた。 一応言っておくと、「知識を与えることで思い通りの人格にできる」などという恐ろしいことは 言っていない。 たとえば、子供に理科教育を行ったとしよう。 その結果、科…
「子供たちの人格に影響を与えたくない」ということは、具体的には、 「子供たちの選択肢を狭めない」という行動になっていたと思う。 で、実は、「他者の選択肢を狭めない」というのは、子供に限らず、私はいつでも考えている。 ま、そういう人間なのだ。 …
学生時代、塾講師のアルバイトをしていたが、たぶん、その頃は、「知識を蓄えること」と 「自動車を買うこと」を同列に考えていたような気がする。 私は、「自分はお金をもらってニュートラルな知識を与える人」であって、 子供たちの人格を変えるようなこと…
「知識を蓄えること」と「自動車を買うこと」を同列に扱う人が多いような気がする。 自動車はお金で買える。知識もお金で買える。 自動車を持っていると便利。だが、絶対に必要というわけでもない。知識も同じ。 以下同様。 「自動車を買った人」と「自動車…
男子校、女子高が減っているというニュースがあった。 うぬぬぬ。 私は男子校出身である。 妻も娘も共学校出身であり、共学校は良いと思う。 でも、男子校、女子高だって、とっても良いものなんですよ。 異性の目のないところでのんびりする空間。わかります…
あけまして、おめでとうございます。