理想の授業

「もっと具体的に、あなたはどういう授業が理想なんですか?」と言われると思う。
まず言っておくと、授業というのはライブ芸術の一種だと思う。
だから、たとえば、いきもの○かりに「A○Bのように演ってください」というのは無駄で無理だ。
(もちろん、その逆も。)
つまり、先生のやる事にあまり介入しない方が良いと思う。
 
しかし、それはそれとして、私が理想と思う授業は、
 
  良いテストで良い点を取らせる授業
 
である。
 
と言うと、いやな顔をする人は多いと思う。
もちろん、承知の上である。
 
文部○学省とその賛同者のみなさんは、子供の思考力、判断力、表現力、
主体性、多様性、協働性、、、などと細かいことを言い過ぎだと思う。
それを考えている人は、さぞエクスタシーに浸っているのだろうと思うのだが、
そういう細かい指定は、「歯車の多すぎる機械」のようで、労力ばかりかかってたぶん動かない。
動いても、それが設計者の意図通りになるような気がしない。
そもそも、人間のアレやコレやを、そんな風に細かく指定して育てるなんて可能だろうか。
 
それより、シンプル・イズ・ベストだと思う。
目標が単純なら間違えないからだ。
そして、テストで良い点が取れるなら、たいていのことはできると思うのだ。
(対人スキル?それはテストと関係ないかもしれない。
 しかしそれは数学や社会の授業で教えられるものではないと思う。
 なんなら、「対人スキル」という科目を別途作ればよいだろう。)
 
先生の仕事は、良いテストを作ることと、子供たちが良い点数を取るのを助けることである。
と思うのだ。