我が子たちの教育2

息子と娘でペース配分が異なってしまったが、それでも目指しているものは
やっぱり同じである。
 
で、高校時代に身に付けてもらいたいものは、抽象思考である。
で、まったくの私定義なのだが、私は、抽象思考には理系的と文系的の
2種類あるように思っている。
(もちろん、便宜的なものではあるのだが。)
 
理系的抽象思考とは、数学のことである。
数学をちゃんと使えること。
まあ「どこまで」という問題はあるが、こちらに関しては、我が家は大丈夫な
気がしている。
 
息子は、まあ、相変わらずである(笑)。
娘とは、最近は、たとえば、「a、b、cが整数でa^2 + b^2 + c^2 が9で
割れるとき、a^2、b^2、c^2のうちどれか2つの差は9で割れることを証明せよ」
なんて問題をやっている。そういう問題が問題集にあるのだ。
正直なところ、私自身にとって、「何それ?どうやって解くの?あ、いや、
解けたとして何の役に立つの?」というような問題だが、問題集の解説やら、
ヒントやらを見ていると、解けるようになる。
そして、娘は、「おもしろい」と言う。
(ただし、2問も解くと、ものすごく眠くなるそう。)
 
一方、文系的抽象思考とは、たとえば、センター試験の論説文(笑?)を
読んで「わかる」ということである。
え?急にレベルが下がった感じがする?
ま、私は理系なのである。
 
私の印象では、理系文系両方の抽象思考を受け入れられる人は少ない。
理系の人はあっさり文系的思考を見下す傾向にある。(いや、ごめんなさい。)
文系の人はあっさり理系的思考を見下すか、変に誤解していることが多い。
ウチは基本的に理系なのだが、文系的思考力も基礎くらいは身に付けて
もらいたいわけである。
 
(最初に書いたときの数学の問題は間違いでした。すみません。訂正しました。)