伸展と強化について

私は、(誰であれ)人の頭の中には、「知識の体系」があると思う。
そして、その体系を作っていく作業は、
 
 新しい部分の創出
 すでにある部分の単純な伸展
 すでにある知識と知識のつながりを見つけていく
 すでにある部分の大きな変更
 
ということだろうと思う、と書いてきた。
たとえば、「新しい部分の創出」とは、「自分の知識の体系の大きな枝にするべく、
新しいことを学びはじめること(それを理解しはじめること)」である。
これを、私は、「創出」と略記した。
「すでにある部分の単純な伸展」とは、「勉強が軌道に乗った状態」で、
一歩一歩足を進めるようなイメージで、知識を増やしていくことである。
これを、「伸展」と略記した。
(これまで、「伸展」を「進展」と書いていました。誤記です〜。)
 
また、「すでにある知識と知識のつながりを見つけていく」は、「強化」と略記した。
というのは、これは、「知識の体系」を「強化」していくように思えるからだ。
(「知識の体系が強いって何?」と質問されそうですが、それは、
 「知識の体系内の知識間につながりが多くある状態」のことです。
 私は、そういう状態を「強い」「(つながりがない状態より)強化された」と
 呼んでいるだけです。
 え?それを、なぜ、「強い」とよぶかですか?それは、もう、感性の問題です。)
 
で、最近の雑談では、この「創出」に焦点を当ててきた。
「創出」が、子供たちにとっても、(老いたとは言え)私自身にとっても、
重要課題であるからだ。
この件に関しては、息子も娘も、うまくやってきたように思う。
 
続いて「伸展」と「強化」について考えてみたい。