学校・塾・自宅

子供の勉強を考える場合、どうしても、学校・塾・自宅の関係を考えなければ
ならない。で、ここに書くのは、あくまで、うちの場合である。
 
まず、
 
 学習の基本は学校にある
 
と思う。
最近の教科書は薄く薄くなっていて、しかも、学級崩壊はあるわ(本当です)、
二極化はあるわ、おまけに、(私の居住地では)内申重視の弊害(?)はあるわで、
なかなか「学校を全面的に信頼します」と言えないところがある。
しかし、やっぱり、学校こそが学習の基本である。
その最大の理由は、「学校は子供が勉強するために作られた正式な仕組み」だからだ。
子供に、「義務だから学校に行け」と言いながら、「学校の先生を信用するな」など
と言うのは、子供にとって不幸なことに違いない。
だから、そんなことをしてはいけない。
が、この話は、さんざん書いてきたので、ここには書かない。
 
もう1つ、最近気が付いたことがある。
それは、実は、「学校で習うこと」は、よく見ると、量も質も、「すばらしい」と
言うに値するということだ。
私立学校の話ではない。市立小学校・市立中学校(公立学校)の話である。
子供たちは、確かに、学校で成長しているのだ。
 
とは言え、「より学力をつける」(とか、「学力審査重視の入試に対処する」)と
いうことを考えると、公立学校だけでは足りないこともある。
それは、公立学校は、「より学力をつけたい子供(やその親)」の希望に沿うように
作られているわけではないからだ。それは、まあ、しかたがないだろう。
それが「問題」なら、塾に行かせるのは、よいアイデアだと思う。
これは、分業のようなものだと思う。
 
ここまでは、「うちの話」と断ってはいるが、多くの人に、声を大にして言いたい
ことでもある。ここから、本当に、「うちの話」になる。
 
学校が学習の基本として、それでは、塾はどうあるべきだろうか。
 
まず、小学生の場合、中学受験をしないなら、塾に行く必要はないように思う。
(あ、いや、だから、うちの場合ですよ。)
私は、息子にも娘にも、小学生時代に、「夏期講習」や「冬期講習」に行かせたが、
それは、「世の中には塾で真剣に勉強している同世代の子供たちがいる」という
見聞をもってもらいたかっただけなのだ。
 
中学生の場合、高校受験があるので、少なくとも、うちでは塾が必要そうだ。
その場合、塾と自宅学習の住み分けはどうなるのか?
いろいろ検討の結果、私は、次のように考えるようになった。
 
 塾では、高速大量学習
 自宅では、低速少量学習
 
ただし、「自宅で行う塾の宿題」は、「塾」の一部であると考える。
低速少量学習とは、あくまで、「私が子供たちを見る場合の学習」である。
 
続く。