私家版・子供のための国語勉強法

私は、中学受験(落ちましたが)くらいから高校1年生くらいまで、国語に
苦手意識があったように思う。
(ぬぐいがたい社会科苦手意識は高校後半くらいから、去年くらいまで。)
正確に言うと、はじめから苦手意識があったわけでもない。
・・・と言うか、そんなに悪い点でもないが、それほど良くもない。
そんな感じだった。
ただ、点が悪くてもなぜ悪かったのかわからず、点が良くてもなぜ良かったかが
わからないという状態であり、それが、徐々に苦手意識になっていったのだと思う。
(まあ、何がなんだかわからない状態なんだから、苦手ってことだ。
 数学が苦手な人が「自分は数学の何がわからないかわからない」と言う
 ことがあるが、実は、国語も同様だと思う。)
 
ちなみに、漢字は、その頃も今も苦手だが、それは別。
今、話題にしているのは、いわゆる読解問題という奴だ。
(名前は「読解問題」でも、実は、解答者の文章力がポイントになると思う。
 これから、そんな話をしたい。)
 
それで、高校1年だか2年だかに一念発起して、国語だけ通信添削をはじめた。
(え〜と、あの、まあ、有名な○会だす。)
国語苦手意識がはっきりしていたので、一番レベルの低いコースを選んだ。
確か、I科とか言っていたような。そして、それは大正解だった。
そこで私の人生が変わったとさえ言える。
(まあ、そういう大きなできごとは、それ以外にも、いっぱいあった。
 ちなみに、その後、後述のように国語が得意になって、最後には
 最高レベル(C科だったか)に替えた。)
 
通信添削なので、辞書引きまくり、参考書調べまくり、時間無制限で解いていた。
数値は覚えていないのだが、「こんなに時間がかかってしまって、いいのだろうか」と
思ったことは、はっきり覚えている。
(あんまり時間がかかるので、全部はできなかった。
 3割くらいは返送できなかったと思う。
 そのたびに、お金を出してくれている親に悪いなぁと思っていた。
 そう言えば、高校の先生は、ニヤニヤしながら、「返送できない分があれば
 あるほど、通信添削会社の儲けになる仕組みなんだよ」と言っていた。)
 
それだけ、時間をかけて、アンチョコを見ながらやっても、点数は大変悪かった。
のだが、そのうち、自分でも「え?」と思うほど、成績が上がりだし、最後には、
とうとう何かをつかめた気がしたのだった。
その後、大学受験に突入したが、そのときには、はっきり、国語は得意科目だった。
 
ここで、私の国語に対する思いを、少しだけ語りたい。
ただし、私個人の経験や考えに基づくもので、あまり、一般的な話ではないかもしれない。
 
続く。
 
後記:
はじめ、「C科は私にあっていなかった」と書いたが、よ〜く思い出してみると、
C科もすばらしかったし、楽しかった。
「これは、私には合わない」と思ったのは、A科とB科だった。