息子の教育の課題

中学生の息子。今考えられる課題は、
 
 1.自主性を持たせる
 2.数学の解答を丁寧に書かせる
 3.体系を理解させる。
 
だ。
まず、「自主性を持たせる」だが、息子は(娘もだが)、自分から勉強する
ことがほとんどない。
私も妻も、子供時代、自分から勉強するいい子ちゃんタイプだったので、
なんとも歯がゆい。
が、妻によれば、それは私のせいだという。
息子がせっかくやる気になっていても、私が、邪魔をしていると言う。
うぬ〜。私なりに、悩んでいるのだが。
 
ところが、今日、ちょっと雰囲気が変わった。
今日は、英語の参考書を読んでいた。
ま、それは、妻に言われて読んでいた(笑)のだが、いつもと違って、
楽しそうに読んでいるのだ。
で、「おやじに教わったおかげで、俺、なんだか英語がわかってきたんだ」と。
泣かせるよ。うー。泣かせる。
この一件をもって、なんだか、自主性もちゃんと育ってるように思えてきた。
 
ただ、ちょっと、ある出来事があった。
昨日、息子が、私が最近買って読んだ「初等代数学」(硲文夫著)を引っ張り出して、
一人で読みかけていた。とても良い本で、たぶん、高校生なら一人で読めるし、
一人で読むべきだと思う。のだが、中学1年生には厳しかろう。
「だから、助けてやる」と言ってしまったのだが、ちょっとがっかりされたようだ。
ほっておくべきだったのだろうか。
(上記の本は絶版なのだろうか。もしそうなら、実に、もったいない話だ。)
 
次の課題「数学の解答を丁寧に書かせる」。
どなただったか、私が尊敬する数学教育の先生(栗田先生だったような。
違っていたらごめんなさい)が、「ノートを丁寧に書く子が優秀なわけではない」
という意味のことを書いていたかと思う。
私もその御意見(?)に賛成なので、ノートはほったらかしにしていたのだが、
塾に行かせていないため、それは必然的に「解答もぐちゃぐちゃ」になる。
実は、私は、それをおもしろがっていたのだが、そろそろちゃんと書いてほしい。
中学生になったんだし。
と思って言っても、なかなか言うことを聞いてくれない。
「答が出ればいいんでしょ?」と。
それで、本当に、途方にくれていた。
が、先日、私が「きれいな解答例」を書いて見せ、まねさせたところ、
そこそこきれいになった。
あーそーかー。「きれいな解答の書き方」を習っていなかったんだ、と思った。
 
最後の「体系を理解させる」は、数学の体系とか、歴史の体系とか、そういうものを
理解させたいということだ。