解がない問題について(ちょっとブラックに)

「1以上で、かつ、-1以下の数を求めよ」という問題があった場合、正解は「ない」だ。
学校の先生ならマルをくれるだろう。
しかし、世の中の大部分はそうできていない。
出題者に「その問題に解はありません」と言えば、「やる前からあきらめてどうする」
「泣き言を言うな」「いいからやれ」という返答が返ってくる可能性が結構高い。
そして、出題者が「親切」な場合、「杓子定規に考えるな」などというアドバイス
もらえることもある。
「はい。それでは、-1以下という条件をはずせば...」と言うと、「-1以下は絶対
の条件だ」などと言われる。
「それでは、1以上という条件を...」と言えば、「それを変えることはできない。
それは○○さんからの強い要望だ」などと言われる。
そういうものらしい。
 
えーと。グチを言いたいのではなくて、教育の話。
子供たちが「解のない問題」で苦しむような教育をしてはいけないと思う。