勉強のモチベーション

本当に有効な勉強のモチベーションは、「勉強のおもしろさ」を知ることから来る。
時には、漫画を使ったり、ちょっと目先を変えたり、冗談をまぜたりするのもよいだろう。
しかし、いずれ、「本当のおもしろさ」を伝えることができなければ意味が無い。
 
そこで、まず、「勉強がおもしろい」と思っていない人は、勉強を教えてはいけないと思う。
「勉強がおもしろい」と思う人は、自分がおもしろいと思う理由をよくよく考えて、
それが伝わるように教えるべきだ。
その「おもしろいと思う理由」は、もしかすると、普遍的なものではないかもしれないが、
「おもしろいと思う理由」がないよりましだろう。
また、仮にも、その教科のプロなら、「かなり普遍的な理由」がわかっているはずだと思う。
逆に、「おもしろくないなあ」と思っている人が、工夫だけで教えようとするなら、
たぶん、子供たちに「おもしろくないけど、工夫して乗り切ろう」という気持ちを植えつける
ことになると思う。それでは、工夫が尽きたときに、勉強も終わることになるだろう。
学年が進むなどの理由で、先生が変わったとき、新しい先生が同じ「工夫」をしてくれる
可能性はとても低い。