さらに補足

アメリカ人は、英語を話せない人に対して、あまり寛容ではない。
(日本に住んでいる英語の先生を基準に考えてはいけない。)
のだが、教養あるアメリカ人なら、「外国人なんだから英語が変でもしかたがない」と、思ってくれる。らしい。
 
ここでちょっと想像してみよう。
外国人がたどたどしい日本語であなたに話しかけてくる。
あなたは寛容に、その人のヘタな日本語を受容し会話を続けようとする。
しかし、その外国人は、会話の端々に「バカだなオマエ」みたいな日本語を混ぜてくる。
あなたは、その「バカだなオマエ」は話の内容に相応しくなく、日本語がヘタであるが故の間違いであると判断できる。
しかし、訂正してあげても、ポカンとした顔をするだけで、その外国人は、「バカだなオマエ」だの「ワカッテナイだろオマエ」を、
しつこく会話にはさんでくる。
さすがのあなたにも疑問が湧いてくる。「こいつ、もしかして、ワザと言ってるのか?」
 
アクセントの変な日本人は、アメリカ人に対して、そんな英語を話しているのかもしれない。
日本語の場合、「バカだなオマエ」は、そう発音しなければ、そういう言葉(意味)にならない。
しかし、英語の場合、まったく別の事を話していても、アクセントだけで「バカだなオマエ」も、また、別の意味も、
容易に付随させてしまえるのだ。