ちょっとブラックに2

と、書きたい放題だったが、実は、完全に絶望しているわけでもない。
それは以下のように考えるから。
(でも、実は、こっちの方が(ヒダリの私には)絶望が深いかもしれないが。)
 
これまで「知識や技能に関する教育」の大部分は学校が担ってきた。
それがもうすぐ終わるような気がする。
学校は、「学校であり続ける学校」から「子供の昼間の居場所としての学校」「収容所としての学校」
などと多様化していき、「学校であり続ける学校が物理的に近隣に存在しない」ということが
起こっていくような気がする。(田舎はつらいよ。)
 
すると、「知識や技能に関する教育」の主体は、まず家庭、それから家庭が委託した学校以外の
教育機関(ま、つまり、塾など)に移行していくだろう。
ここで言う塾とは、受験対策塾ではない。念のため。
もちろん、教育に興味のない家庭、興味があっても外部に委託する資力のない家庭に生まれれば、
「質の良い教育」を受けるチャンスはかなり減ってしまう。
(これが、個人的にものすごく嫌なところだ。
 しかし、ユー○ューブの無料講座みたいなので勉強する子なども出るかもしれない。)
 
戦後民主主義時代を生きた私には許しがたい時代だが、如何にせん。
ただ、そんな時代だと覚悟を決めれば、それなりに、方策はあるとは思う。
それは、(資力が弱くても)「実のある教育を重視する家庭」はなくならないと思うからである。
(国全体が道を間違えて、大破滅に到るのは避けてほしいが。)
 
大学?
もし、推薦入試が主体になるなら、「優秀な子」は、海外の大学に行くようになると思う。
それか、ネット大学(海外に拠点があるものも含めて)。
国境を超えることは、もう案外簡単なことかもしれない。