高校生で数学が苦手な人はどうすべきか2

「数学が難しくてわからない」という人の多くは、「難しい問題」より前に、
「公式丸出しの問題」ができないことが多いよう思う。(ひらめきなんかいらない。)
まず、基本問題をちゃっちゃと処理できるようになるのが先だし、そうなれば難しい問題にも
手が出せるようになるだろう。
で、「公式丸出しの問題」とは計算問題のことだ。
 
高校数学の場合、2次方程式の計算(簡単な因数分解、公式、解と係数など)と
2次関数の計算(x軸・y軸との交点、平方完成、最大・最小など)が基本だから、
これが「ちゃっちゃと」できるようにならなければならない。
何から手をつければいいかわからないというなら、これをすることを勧めたい。
 
この辺の(基礎の)卒業問題は、係数に文字が入っている場合の最大値・最小値の問題だろう。
たとえば、「y = 3x^2 - 6ax + 5 (0 ≦ x ≦ 1) の最小値を求めよ」ができるように。
これは、「基本計算+高校数学に特徴的な論理」が詰まっていて、お得な問題だと思う。
時間があるなら、たくさん時間をかけてもいいから、これをまず得意分野にすべきだと思う。
 
ぶっちゃけ、訓練だと思って、同じ問題(あるいは、同じような問題)を繰り返しやるのが
よいのではないだろうか。(この辺が、実は、検証していないことではある。)
 
ただ、多くの人間は、繰り返しを嫌う。(私は、、、たぶん、嫌いだ。)
だから、多くの人には、これをやりきる工夫が必要だと思う。
「勉強(ここでは、比較的単純な訓練)を続ける仕組み」が必要なのだ。
これは、ここでは論じない。各自の幸運を祈るのみである。
 
続く。