勉強を続ける仕組み

世の権力者には権力を維持する仕組みがあるようだ。
だから、一度権力を握った人は、かなり長く(ときに子々孫々まで)権力を保てるらしい。
 
という話は置いといて、勉強にもそれを続ける仕組みがあると思う。
たとえば、「普段テストで良い点を取っているので、ほめられ、それがうれしくて
勉強を続けている」という優等生は結構いると思う。
「ほめられ、それがうれしい」が、その優等生君にとっての「勉強を続ける仕組み」である。
 
こういうものであれ、別のものであれ、普通の優等生は、「勉強を続ける仕組み」を持っている
人たちだろうと思う。
だから、子供たちには、そういう仕組みを与えられればよいと思う。と、多くの人が思うと思う。
 
それでは、「勉強を続ける仕組み」とは、具体的にどんなものだろう。
まず一つは、上で言ったようなものだ。
これは「仕組み」というより、普通の用語では「モチベーション」と言うかもしれない。
しかし、このモチベーションが勉強を続けさせているわけだから、ここでは「仕組み」と言う。
 
上記の優等生とは、たとえば、中学生以下の私のことである。
(私がどうして優等生になったかは、どうでもよさそうだが、下に書く。)
しかし、私は、高校に入ると結構なピンチに見舞われた。
振り返って評価するなら、「空回り状態」になったのだ。
つまり、勉強はちゃんとしてるのに、テストで散々な結果をもらい、どうしたものかと悩んだのだ。
そのまま行ったら、勉強をやめていたかもしれない。たぶん。
 
で、この話は前に書いたと思うが、友人の助けがあってそれを乗り越えられた。
結果だけ書くと、やるべき問題集とそのやり方を知り、それを実行すると成績が上がると
確信することができ(もちろん、「成績を上げたい」という気持ちもあった)、
それによって勉強を続けることができたのだ。
 
最初に書いた「モチベーション」と同列ではないと思われるかもしれないが、私にとっては、
間違いなく、これも「勉強を続ける仕組み」だったのだ。
「これ」とは、「やるべき問題集」と「成績が上がると確信したこと」である。
 
また、友人を「仕組み」などと言うと、あらぬ批判を受けそうだが、敢えて言えば、
「助言してくれる友人」も、私にとっては、(重大極まりない)「勉強を続ける仕組み」だった。
 
こうしてみると、「勉強を続ける仕組み」とは、心の持ち方、教材、環境など、
なかなか多様でとらえにくい。