なぜノートを書くのか

もう何度も書いている話題である。
「勉強ネタ」で私から新しいものはもう出てこないような気もする。
 
が、まあ、それはそれ。
 
ノートを書く理由には次のようなものが考えられる。
 
・漢字練習や計算練習に。
これはこれで有意義だと思うが、ここでは論じない。
ただ、何度も書いたが、そういうノートを見返すことはないと思うが、増えていけば
達成感があると思う。ということだけは指摘しておきたい。
 
・授業の内容を記録するために。
最近、「子供に良いノートを書かせよう」という主張を見かけることが多いが、
ごめんなさい、それは間違いだと思う。
子供のノートが良いものになるかどうかは、先生の力が80%だと思う。
良いノートを取らせる努力をしない先生の授業で良いノートを取ることは、
子供にはできないと思う。
先生がちゃんと黒板を書いて「写しなさい」と言っているのに、写さない子がいたとすれば、
それはその子供の責任である。
しかし、ちゃんと写せば良いノートになると思う。
 
ちなみに、「黒板を写すのは無意味だ」という意見も聞くが、賛成できない。
黒板を写すのには、次のような意味があると思う。
 
  ・間が取れる。
  ・「集中して情報を転写する」訓練ができる。
   (今の多くの若者に足りていない訓練ではないだろうか!!!)
  ・写しながら考えることができる。
   (「間が取れる」とほぼ同義かもしれないが。)
 
・授業をちゃんと聞いていたか先生が確認するために。
私が子供の頃は、1年に何度かノート提出があって、たぶん、それだったと思う。
今思うと、教育という意味では実に有意義だったと思う。
しかし、ゆとり教育時代には、ノート提出は「確認」ではなく「採点」となり悲劇的だった。
この話はもういいだろう(か?)。
 
・自分の頭の中を整理するために。
これは、高学年か大人向けの話である。