数学は文系?

昔、息子は「理系は異なるように見えるものが同じであると発見することに喜びを感じ、
文系は同じように見えるものが異なるものであると示すことに喜びを感じる」と言った。
 
本人は「俺がそう言ったと親父が言うアレ」と言う。
えーと、つまり、覚えてないのかな?
 
だが、そのステートメント自身は覚えていて(「俺がそう言ったと親父が言うアレ」として)、
「それで言うと、数学は文系かもしれない」と言う。
数学者は、いろいろ「変わったもの」が好きだから、と。
理系絶対帝国主義の我が家にあってその理論的支柱であった息子の言であるので驚いた。
で、「そ、そうなんだ。へぇ」としか言えなかった。
 
なるほどそうなのかもしれない。
(が、よく考えてみると、中国の封建制とヨーロッパのフューダリズムの差異を述べたがる
 のとはちょっと違うように思う。)
まあ、息子のことだから、これからもいろいろ進化していって、おもしろい話をしてくれると
確信しているのである。