スマホと娘

今年に入ってはじめてスマホというものを買った。一家で。
(それまで我が家はガラケー家族だったのだ。娘には一度泣かれたが。)
 
それにしてもスマホは使いづらい。
何度押しても反応しないこともあれば、押したつもりのないところで反応してしまったり。
(あの監督さん、監督さんが悪いとは思うが、気持ちもわかる。
 液晶はおじさんが嫌いなのだよ。)
日に5回くらいはスマホを叩き壊したくなるのである。
 
「大金持ちになったら、毎日5台くらいのスマホを叩き壊したい。
 ちょっとでも動きがおかしければ容赦なく叩きつけ、踏みつぶす。
 すると、そばに控えている執事が『旦那様、代わりのスマホでございます』と言って
 次の奴を差し出す。そういう生活がしたい」と言った。
すると娘が言う。
「お父さん、そういう気持ちが良くないんだよ。スマホを愛してあげなきゃ。
 スマホは愛されてないと感じてるからちゃんと動作しないんだよ」と。
「じゃ、まず、スマホがお父さんを愛してくれるのが先だな」と答えておいた。
 
とは言え、ラインって奴は便利だと思う。
昨日、娘からラインが入った。
「すべてを手に入れた」と。
 
もちろん、私にはぴんときた。
高台家の人々」の新刊を買ったのだろうと。
ところが、それだけでなく、「俺物語」と「君に届け」の新刊も買ったのだという。
なるほど、である。
 
高台家の表紙がはじめて木絵さんになった。
娘は「それは木絵さんが○○になったからだ」と指摘する。
う〜ん。すごい。漫画読解力がどんどん上がっている。