公教育を○すな

新聞に「先生を育てる」なんて見出し。
「専門家でないので子供目線の意見が言える人」が先生を育てるのだとか。
ハラワタが煮えくり返るようだ。
この人たちは、さぞかし自分たちが良いことをしているつもりなのだろう。
「先生を育てる」なんてキャッチフレーズを考えた人が、鼻の穴を広げて
得意がっている様子が目に浮かぶ。
しかし、彼らは公教育を破壊しているに過ぎない。
 
教育現場に必要なものは「先生への尊敬」だと思う。
私たち夫婦も子供たちも公立中学で良かったと心底思う。
しかし、孫の世代はどうなっているかわからないと真剣に思う。
 
長男の高校(私立高校)の入試説明会で、ある父兄が「この高校の大学進学実績を見ると
X高校に劣るように見えます。もっとよくしようと思わないのですか?」と質問したところ、
先生は「我が校が劣っているとは思いません。そうお考えなら我が校を受験しないことを
お勧めします」と答えたという。
長男の高校の生徒たちはこの話を聞いて手を叩いて喜んだそうだ。
たぶん、先生の毅然とした態度を支持しているのだろう。