引き算

前にも書いたが、息子が小学1年生のとき、算数の授業の参観があった。
お題は引き算。
 
たとえば、「公園に7人の子供がいます。そのうち3人帰りました。残りは何人?」というのは
ごく簡単で、足し算を理解した子供ならすぐわかると思う。
これは黒板上の(磁石の)おはじきで説明できる。
しかし、「公園に7人の子供がいましたが、何人か帰りました。残りは3人です。帰ったのは
何人?」という問題を自分は解説できるだろうかと思ったのだ。
おはじきで発見法的に答えを出すのは簡単だ。
しかし、これがさっきの引き算と同じ式で解決されるというのは驚天動地ではないか。
小学1年生に理解できるのだろうか。
 
先生がこの問題を黒板に書いたとき、私はめまいがした。
「先生、そんな難問だしてどうすんです?気は確かですか?」と。
しかし、先生は見事に解説し、子供たちはみなわかったようだった。
(元気に手をあげていたから。)
そして、深く深く感心したのだった。