英語の勉強について 2

英語は難しい。
数学、物理、化学なら、わかった。
それらには問題解決のための単純なパターンがあるからそれを押さえればいいのだ。
しかし、英語の場合、う〜む。
 
まず、長文読解力が必要だと思う。
それは、まあ、ごほんごほん、テスト ・・・ では、ほら、長文が主だから
 
私は高校生くらいから、ずっと英語が苦手だった。ような気がする。
しかし、アメリカで2年くらい暮らして、今や得意満面である。
大学入試の英文などを読んでみると、普通に読める。
ところが、子供に読ませてみると、ずいぶん時間がかかって、しかもよくわからなかったりする。
子供がどこがわからないのか、あるいは、自分はなぜわかるのか、よくわからない。 
 
この問題のもっとも手っ取り早い解決法は、「子供にアメリカで2年暮らさせる」だろうと思うが、
それは、今のところ、できない。
 
難しいところは、聞いてみると、「単語を知らない」「言い回しを知らない」であるようだ。
だから、単語集とか熟語集をやるのに協力もした。(学校の課題でもあるのだ。)
しかし、思い出してみると、自分も単語集をやったがそれで改善された感じは、あまりしなかった。
覚えたのは abandan くらいのものだろう。
それでも、単語集は、ちゃんとやれればやる価値があると思う。
しかし、やっぱり、それはあくまで補助ではないだろうか。
 
英語の長文読解には、
 
・読むための思考パターンがあるか?
・あったとしてそれを身に付ける方法はあるか?
 
だが、そもそも思考パターンがあるかどうかわからない。
と言うか、「ない」のかもしれない。
つまり、「パターン」などとまとめられるほど、単純なものではないのかもしれない。
(理系科目は単純である。むしろ、単純であることに誇りを覚える。)
 
世に出ている長文読解の参考書を見ると、前回書いたような「頭から読む」という一般論が
終わると、かなり具体的な話に入っている。「こういう構文はこう読むのだ」式である。
これは数学や理科の参考書と同じなので非難にはあたらない。
むしろ、(たぶん)私の時代には言われていなかった「頭から読む(戻らない)」が
主張されている分、良心的だと思う。
 
しかし、今、私が知りたいのは、そういう各論に入る前の、しかし、あまり抽象的でない
「長文勉強の一般論」なのだ。
 
そもそも、なぜ私は、かつてあれほど苦しんだ大学入試に出てくる程度の単語を知っているのか?
なぜちょっとした言い回しで言いたいことがわかるのか?
それがわかればよいと思うのだ。
 
続く。