娘の社会科選択

娘は、どうやら、世界史を選ぶようである。
高校入学時には日本史と言っていたので、私は日本史の参考書を相当買い込んでしまった。
それに、中年期の重要な時期(笑)を捧げ、子供たちのためにあんなに勉強して蓄えた
私の日本史の知識は、結局、高校期の子供たちには、ほとんど無用だったのだ。
(まあ、高校入試時には役に立ったと思うのだが。)
 
く。まあ、それはいい。
子供たちの人生は子供たちが切り開くのだから。
 
それで、さっそく世界史の参考書を、日本史に平行するように買い込んだ。
最初に買い込んじゃった日本史の参考書はどうしよう?
く。まあ、それはいい。
 
娘はなぜ世界史選択にしたか。
本人は、「日本史は漢字が多くて嫌」と言う。
いや、高校入学時は、「世界史はカタカナの名前で覚えにくい」って言ってたじゃんか。
そう聞いてみると、「カタカナの方が覚えやすいよ」だって。
く。まあ、それはいい。
(トゥーサン・ルヴェルチュールって覚えやすいか?)
 
ひとつは、世界史の先生の影響ではないかと思う。
娘の評判では、日本史の先生もいい。
どちらも大変おもしろい講義をしてくださるようだ。
しかし、世界史の先生は「ベルサイユのバラ」の話をたくさんするようだ。
推薦図書にするだけでは飽き足らず、ベルバラのプリントも配ってるんだもん。
その結果、娘は、フランス革命にものすごく興味を持ってしまったのだ。
いや、それ以外、あんまり考えられない。
(実は、「日本史は細かすぎる」ということもあるのではないかとも思う。)
 
娘は、最近、世界史の勉強と言うと、フランス革命の勉強をしている。
そして、「さすがに、この辺は飽きた」とまで言うようになった。
で、先日、結構な時間をかけて世界史の勉強をしていたので、「何やったの?」と聞くと、
フランス革命」。
 
「え、いや、どんだけ?」と言うと、「あ、そうだ。別の時代を勉強してもよかったんだ」。
それから、「私にとってのフランス革命は、お父さんにとっての大化の改新なんだよ」と。
そう、私は、日本史と言っても、どういうわけか、大化の改新辺りが詳しいのだ。
 
娘よ〜。