Frozen(アナ雪)を見た(ネタバレあり)

映画館の大画面で見たかったのだが、いろいろ難しく、結局DVD鑑賞。
我が家では、デ○ニーは、英語音声+英語字幕で見るので、理解度は8割くらい。
それでも、ものすごく面白かった。で、雑感。ランダムに。
 
何度も何度も何度も書いているがLet it go!。
あの歌は、事態が最悪になったときに、最悪をもたらした本人が「私はがんばったけど、
もうムリ〜。もういいじゃん」と、最初はつらそうに、でも最後は妙に晴れ晴れした
表情で歌う歌だった。
一見投げやりだけど、やっぱり、本人の誠実さと解決への道も見える。
でも、まず前面に出ているのは「投げやり感」だろうと思う。
あの日本語版は、あのシーンには、あまりにすがすがしくはないだろうか?
ところで、あのシーンで「坊ちゃん」の最後を思い出すのは私だけはあるまい。
って、私だけかな?
坊ちゃんの最後、すがすがしいですか?
 
娘が「私、アナってあんまり好きじゃない」と言う。
すると、帰省して一緒に見た息子が笑い出した。
そして「この話は上の子と下の子で感想が全然違うらしい。それで下の子は、
みんなアナが気に入らないと言うんだ」と言う。
なるほど、それはおもしろい。
同じく下の子である妻も「アナはちょっとね」と言う。
そして、二人とも、「エルサが好きだ」と言う。
何を言ってるんだね君たちは。
娘も妻も(行動が)アナによく似てるじゃないか。
 
一番はじめにエルサがアナを傷つけてしまい苦しむシーンがある。
あれ、ものすごく思い当たる。
私は弟にケガをさせたことはない(と思う)が、「自分がしっかりしていなかった
ためにケガを防げなかった」「気持ちを傷つけてしまった」という胸がチクッと
する思い出はある。本人はもうおっさんだが。
こういう経験は、多くの上の子にあるのではないだろうか。
息子も、「具体的にではないけど、なんだか思い当たる」と言う。
下の子というのは、上の子が背負うそういうものをまったく理解しないものなのだ。
 
城が生えてくるときに「おお、トトロだ」と言い、アナの活劇を見て「ラナだ」と
言ってしまうのは、偏狭だろうか。
 
物語に3つほどマイナーな疑問が出た。
1つは、「あの雪だるまの行為は愛にカウントされないのだろうか」だ。
そう言うと、みんな「人間じゃないからだめ」。
あと残りの2つは、なんと長〜いエンディングロールの後に解決されたので仰天した。
 
とてもよかったと思う。
ただ、Tangledだって良かったのに、こちらばかりが大ヒットというのはどうして
だろうと不思議に思う。