数学が苦手?最終回

・数学のルールは厳密でごまかせない。
・比というものがあり、使うべきときにはためらわずに使う。
を並べて「ルール」と書くのは、いささか以上に統一性に欠けるかと思う。
しかし、厳密で退屈なものを書いてもしかたがないと思う。
数学の基本技能は数学のルールではないだろうが、それらを持たない人が
ルールを守っても何もできないと思うのだ。
だから、一緒に書いた。
 
ところで、比と方程式の話はずいぶん前に書いている。
 
http://d.hatena.ne.jp/oh1234/20110215
http://d.hatena.ne.jp/oh1234/20111028
 
これは今でも有効だと思う。
 
が、ここではその先に行きたい。
逆に、ここを卒業していない人が先に行っても無駄だと思う。
数学は「中抜け」ができないのである。
 
それ以前の数学と比べて、高校数学の特筆すべき特徴は「場合分け」だと思う。
これと正面から向き合えない人は、絶対に、高校数学ができないと思う。
「正面から向き合う」というのは、「場合分けを嫌わない」ということだ。
「場合分けが嫌い」ということは「数学が嫌い」ということであり、嫌いである
限り、数学は苦手のままでいることになると思う。
むしろいつでも場合分けが来ることを覚悟しておくべきだろう。
 
「場合分け」を身に付けるには、最初は解説も必要だろうが、普通は、
100回解説を聞いても、それだけでは身に付かないのではないだろうか。
(天才を除く。)
例題を解いてみるしかないと思うのだ。
 
ところで、その例題は、ちゃんと用意されている。
「2次関数の最大最小の問題」である。
と思ったら、それも書いていた。
 
http://d.hatena.ne.jp/oh1234/20130802
 
あれ〜、じゃあ、このエントリーはなんだったんだろう?
それじゃあ、この続きを書いてみたい。
と書いたのだが、別名「数学の7つ道具」につなげます。