どうなんだらふと思う

かつて、我々の親たちは、アニマルとよばれ、アリとよばれ、
ウサギ小屋に住むと言われ、「安月給」でがんばって仕事をして
日本を豊かにしてきた。頭が下がる思いである。
我々は、今、その豊かさの上にいる。
 
しかし、日本人の給料はかなり上がってしまった。
だから、今までのやり方では、先行きがどうもあやしい。
「だから、日本人の給料をまた下げて、ガンガン働いていきましょう」
というのが、円安政策だろうと思う。
 
そのことにみなさんが納得しているなら、それでいいと思う。
しかし、「円安で良かった、良かった」と言っている人たちの多くが、
本気で自分が働こうとしているようには見えないのだ。
 
どこか、「誰かが働いてくれて日本はまた金漫になる」と思っては
いないだろうか?
そのためにもう一度、安月給のモーレツ社員になってくれる人たちは
いるのだろうか?