フランス革命とか明治維新とか

上のようなことを書いた直接の理由は友人の講釈を聞いたからだ。
しかし、その伏線は、娘と勉強しているフランス革命にあると思う。
 
素人が無責任に言わせてもらうと、勉強して思うのは、「フランス革命とは、
こんなに多くの人にロマンチックな思いを起こさせるものだったのか」と
いうことである。
しかし、まあ、みんながそう思うのだから、そういうものなのだろう。
 
前にも書いたような気がするが、高校時代、友人に「おまえは、明治維新
市民革命だと思うか」と聞かれ、「はあ?何言ってんだおまえ?」と
思ったことがあった。
(質問者は、立派な文系少年だった。
 はっきり言って、理系少年には理解不能な質問であると思う。
 彼は、「明治維新が市民革命でない理由」を熱心に語っていた。
 私には、そもそもそれがなんで問題なのかわからなかった。)
最近、坂野潤治先生の本を読んで、はじめて、あいつの質問の趣旨が
わかったように思う。
 
明治維新は市民革命じゃなかったんだと思う。
(そ、そうですよね?)
でも、フランス革命やその後の欧米のごたごたと同質の何かも含んで
いたのではないだろうか。なんて、思う。