旅立ちのとき

息子の大学入学が近づいている。
それは下宿暮らしのスタートをも意味する。
感無量である。
 
私は、はじめ自宅から通ったが、とても無理ということで、途中から下宿をはじめた。
それからまた自宅に戻った期間もかなりあるのだが、気持ち的には独立していたと思う。
いや、本当を言うと、ずっと親がかりで、結婚するまで、いや結婚後も親のお世話に
なっているので、本当の独立ではない。
しかし、まあ、気持ちの上では、独立しているような気持ちだったと思う。
息子もそういう一歩を踏み出すのだろう。
 
私は、大学に入ると、空手の同好会に入ったのだが、それは別にすると、なんとなく
趣味の合う連中が集まった。
そして、それは、宇宙戦艦ヤ○トが好きなような連中だった。
息子の周りには、イナズマイレ○ンが好きな連中が集まるのだろうか。
 
そんなことを考えながら、風呂を洗いながら宇宙戦艦○マトを熱唱していたら、
音程がずれまくりだと妻が笑うのだった。