ある事実に関して4

子供が学校であまり学力向上の成果を上げていないと思うなら、何らかの対策が必要だと思う。
また、それは、期待ほどの成果を上げている子にも適用できるものだと思う。
 
それは、一言で言えば、
 
 「授業をよく吸収できるような学習態度を身に付けさせる」
 
ということになると思う。
で、それは具体的に、、、と書こうと思ったのだが、あんまり簡単ではないことに気がついた。
考えてみると、それは「知識の体系を構築するように学習」を授業でも行うということであり、
これまで散々書いてきた。
だから繰り返さない。
と、思ったら、あんまり書くことがなくなった。
 
それと、より具体的になると、人によって違うと思う。
だから誰にでも適用できる方法というのは、「ない」とは言えないが、抽象的にならざるを得ない。
 
それだけ言い訳した上で、自分の考えを書いておきたい。
 
問題
授業をよく吸収できる学習態度を身に付けさせるために、子供に何をしたらよいか。
 
私の答
[かなり普遍的ではないかと思うこと]
・「同じ授業を受けて学力が上がる子とそうでない子がいる」という事実を伝えること。
   注:事実を淡々と伝えること。
     「おまえはどうなんだ?」的な説教を入れると事実が伝わらないと思う。
     言うなら、「そっちの方が得だよね」ではないか?
・基本的に授業内で解決する、それが無理でもその日の学校内で解決するよう促すこと。
   注:驚くべきことに(?)、「授業がわからなくてもいい」と思っている子供は
     けっこういる。
     「授業がわからなくてもいい」と思う多くの子供の根拠は、
     「あとで聞く」「あとで復習する」「あとで塾で習う」などであるようだが、
     たいてい「あと」はない。そして、その先にはドロップアウトしかないと思う。
     私は塾反対派ではないのだが、「あとで塾で習うから、今、授業がわからなくていい」と
     子供に思わせてしまうのは、罪だと思う。
     それでもその日の学校内で解決しなかったら、、、親が助けるか、できなければ、
     補習塾に行かせるという選択になるかもしれない。
・できる限りその日のうちに学校の復習をさせる。
   
[けっこう行けるんじゃないかなと思うこと]
・重要なことは暗記させること。
   注:昔から、暗記(と計算)はもっともレベルの低い勉強と考えられていたと思う。
     しかし、覚えていなければ先に進めない。
     ただし、何が重要かどうかの判断は難しい。「全部覚えろ」は愚。
     覚え方は、だじゃれ式でもなんでもいいと思う。
     たぶん、親が怖い顔をしても覚えない。
     何かを覚えるとき、正確に覚えることが重要。
・計算させること。
   注:これも暗記学習と同じくらい嫌われてると思う。
     しかし、高校くらいになるとけっこうな計算をさせられる。
     高校生になってから計算力をつけるのは難しいのではないか?
     ただし、暗記学習同様、勉強嫌いにならないように、また、これが勉強の
     すべてだと思い込まないように、うまくやらせる工夫が必要だと思う。
・話させること。
   注:親が話題にするべきだと思う。
     なかなか難しいのだが。
 
終わりかもしれない。