「数学の問題を何度も解きなおす」について

最近、受験勉強では「数学の問題を何度も解きなおすべき」という話をよく目にする。
私もなんとなくそんな気がしていたのだが、よく考えると、「どうかな」と思うこともある。
なので、考えてみたい。
(全編自慢話のようなのでご注意を。
 個人的には、これを書いておきたい動機があるのですが。)
 
何度も何度も嫌味たらしく書いているように、私は、高校生までは数学のできる子だった。
いや、大学に入ってからも、数学科に進むようなアンポ、、、あ、いや、もとい、変タ、、、
あ、失礼、、、つまり、その、変わった性癖の方々を除けば、まあできる方だったと思う。
そんな私は、高校時代(というか、あらゆる時代で)数学の問題の解き直しなんか
していなかったということを思い出したのだ。
 
もちろん、解けない問題に出会うことはしょっちゅうある。
そういうときは、解答を見て、もう一度考えて、その解答を導いた。
それで終わりで、その問題を後日解き直すということは、ほとんどなかったと思う。
たぶん、高校3年間で、3、4題くらいではないだろうか。
実際のところ、記憶に残っているのは1題だけだ。
その1題を解き直すとき、「一度やった問題だけど、ちょっと不安だから、もう一度
やってみるか。でも、一度やった問題を、初対面のようにやるのって、ものすごく
不思議な気分だなあ」と思った。
その「不思議な気分」が大きかったので、覚えているのである。