むっき〜〜〜〜〜

今日、車に乗っていて、大通りに出るちょっと面倒な場所で、他の車と出会ってしまった。
私はためらわず道をゆずった。
その車の運転手さん、こっちにちょっと遠慮した様子だったが、そのまま前に出た。
気遣いのある運転で、私も不快になることなどなかった。
 
ところが、その車のすぐ後に大通りに出ると、その車の後部ドアが開いていることに気がついた。
半ドアなどというなまやさしいものではなく、ブラブラして、増速減速のたびに閉じたり開いたり。
「これは危険だ」と思った。
そこで、「ぷっ」と一発クラクションをならしたのだが、気がつかない様子。
「やっぱり危ない」と思った私は、クラクション大鳴らし。
 
すると、ようやく気づいたようで、路肩に静かに停車。
で、追いついて、ドアのことを言ってあげようと思ったら、後ろからバイクに乗ったお兄ちゃんが、
すーーーっとやってきて、追い越しざまにドアを閉めて行ってしまった。
見ていて、その手際の良さに感心してしまった。
 
が、何はともあれ、「良かった」と思った。
「お兄ちゃん、さすが」とも。
私は、路肩に停車したままの車の横をすっと抜けていった。
そのとき、何気なく、運転席を見ると、初老の運転手が、こちらを思い切りにらんどる。
いや、もう、これだけ怖い顔を見るのも久しぶりと思うほど。
 
つまり、彼は、ドアのことは閉められた後になっても気がつかず、「後続車の運転手(私)が、
何か不満でクラクションを鳴らした」と思ったらしい。
「いや、違う」とは思ったけど、そんなの説明しているヒマもない。
どうせドアはもう閉まってるし。
 
そういうわけで、私はそのまま、帰宅した。
私は、絶対悪くない。
あのお兄ちゃんがドアを閉められたのは、私がクラクションを鳴らしたからである。
あの運転手は、ただ誤解しただけだ。
(不注意だったとは思うが、私との問題においては、非難するにはあたらない。
 もちろん、お兄ちゃんも悪くない。)
でも、この言いようのない不満感は何?
 
あとで、この話を妻にした。
妻は笑いながら、「そういうこともあるよ。良いことしたんだからいいじゃない」と。
いや、ほんと、きっとそういう反応だと思った。
他人がそういう経験をして、その話をしてきたら、私も同じことを言っただろう。
 
いや、だ・か・ら・こ・そ、言いようのない不満感がこみ上げるのだ。
だから、ブログに書いちゃった。