数学を話す人格

「ちょっとSF」で書いたことの補足である。
「数学が得意(初級)」でない人は、「じゃあ、どうすればいいの?」について。
それは、つまり、「数学を話す人格になりましょう」ということである。
ただ、もう少し具体的に。
 
本当に大事なことは抽象的にしか言えないと思う。最近、しみじみそう思う。
が、抽象的に「しつこく考えろ。その内容を書き出せ」と言われても、よくわからないと思う。
英語ペラペラの(こにくたらしい?)お兄さんに「英語なんて簡単さ。さあ、話してごらん」
なんて言われても、イラッとくるだけである。
 
具体的なことは、このブログで書いていた。
 
2011-02-15 数学ができるようになるためのたった1つのこと
2011-10-28 数学ができるようになるために(中学生編)
2012-03-28 数学ができるようになるために(高校生編)
 
まあ、私は同じところをぐ〜るぐるぐ〜るぐる。
それはそれとして、上の文を読むと、我ながら「その通りだっ」と思えるのである。
だから、まあ、私は同じところをぐ〜るぐるぐ〜るぐる。
 
という自虐はともかく、別の言い方を考えたい。
 
つまり、数学的人格になるための、シンプルで具体的な実践とは何か、である。
それは、
 
 連立方程式をためらいなく使う。(中学生レベル)
 2次関数の最大値、最小値の問題を楽しむ。(高校生レベル)
 
かな、と思う。
連立方程式とは、xとかyとかの方程式である。
難しい言葉(?)で言うと、2元連立1次方程式である。
普段、勉強中であってもそうでなくても、必要があれば方程式を立てて解く人格になろう。
それが英語で言うところの「道でアメリカ人のボブにあったら、ためらわず笑顔で、
Hi, Bob!と言う人格」の数学版なのである。
連立方程式が解ける」が重要なのではない。(解けなければ話にならない。)
なんのためらいもストレスもなく方程式を立てて解く人格になろうということだ。
 
続く。