我が国の問題

私は、「国家対国家」のようなスキームが嫌いである。
もちろん、「自分の国だけが豊かになって、他国の無垢な人々がその犠牲になる」など
ということは、あってはならない。
だって、小学校の先生にそう教わったんだもん。
(先生方、ありがとうございます。私は先生方に教わった「国是」を決して手放しはしません。)
 
しかし、それはそれとして、私たちはこの国に住んでいて、その国が滅んでいいとも思わない。
 
我が国の最大の問題は、少子高齢化であって、それは国家(民族)の老衰であろうと思う。
社会とか民族とかいうものは、滅びさえしなければ不死鳥のように復活することもあるようで、
だから、「この国、この民族はもう終わりだ」とは到底思わない。
しかし、今現在、老衰の相にあることは確かで、そのまま進めば行き先が「ジリ貧」であることは、
明らかである。
 
この問題を解決する方法は、マネーゲームでもなければ、憲法改悪でもない。
老衰を止めるしかないのである。
最近、「座して破滅を待つわけにいかない」ということを言う人が多いが、座っていようが、
踊っていようが、老衰の先にあるものは明らかだろう。
そして、老衰が止まらないなら、それを受け入れるしかないのである。
むしろ、老人のマネーゲームなんかやめてほしい。
 
それにしても、この国には、まだたくさんの子供たちがいる。
その子供たちの未来を第一に考えてほしい。
仮に国が滅んでも、我々の子孫は生き残るのだから。