数学道4

娘の学校では薄い数学の問題集(啓林館・マスグレード)を使っている。
私は数研ファンだが、啓林館の参考書・問題集もとてもいいと思う。
 
で、その問題集から宿題がでる。
だいたい基礎的な問題から、ちょっと難しいくらいのものまで。
が、先日の宿題は、泣くほど難しい問題だった。
 
 |x - 1| + |x - a| = 2a (aは定数とする)

う〜ぬ。高校1年の5月に...。難しすぎませぬか?
 
と息子に言ったら、「中学式の問題に慣れてる高1にはショックかもね。
でも、面倒なだけで、簡単じゃん。そんなのできて当然だよ」。
そ、そうか?
「おまえはできるんだよな?」という言葉を飲み込んだが、
「なんか、俺ができないこと前提で話してね?」。
いやいや、できる。うん、きっと、できるはずだ。
 
この問題、場合分けがあるのは当然で、家風として、場合分けくらいできて
もらわなければ困る。
しかし、場合分けが細かくなってくると、分けた「場合」同士の関係が、「かつ」
なのか「または」なのか、小難しくなってくる。
 
いや、何と言うか、私にはやさしい。
自慢じゃなくて、ずっとそんなことを考えて生きてきたから。
しかし、高校1年の5月には、きつからう。
 
でも、こうやって鍛えられていくんだよな。
お父さんも、なんか、場合分けのものすごいのをやりきったとき、ものすごい
達成感があったような気がする。