ちょっと意見

広い太平洋に浮かぶある国の経済政策。
みんな貧乏になってきてるから、倹約してしまいそうだけど、それでは
もっと貧乏になる。取りあえず、お金を使おう、と言う。
そのために莫大な借金をすることになるが、子孫に払ってもらうのだそうだ。
 
その前に(並行して?)、自国通貨の価値を下げるという。
これは、国民全体からすこ〜しずつお金を取ってそれを輸出業者にあげ、
そのお金で輸出業者は業績を上げ、いずれ国全体を元気にするというシナリオ。
このシナリオの恐ろしいところは、うっかり反対すると、失敗を望んでる人
みたいに言われてしまうことだ。
(「自国通貨の価値を下げる」と語る政府をその国民が熱狂的に支持する・・・。)
 
おかげで株価は上がっているという。
しかし、株価が上がっても、得をするのは国民全体ではない。
たぶん、巨額の利益を出すのは、外国の投資家たちだろう。
だって、自国通貨の価値が下がってるんだから。
それもこれも、国民の大多数がそれに賛成している以上しかたがないが、
そういう選択をしたことは覚えておいてほしい。
 
それから、解毒方法の無い毒を出す発電設備をまだ動かしたいのだそうだ。
毒の処理は、子孫にしてもらうのだそうだ。
 
そんな国に住んでいれば、実に気が重い。
ただ、なんにしても、憲法改悪だけはしないでほしい。