娘の課題

高校入試は、娘の課題をも明らかにしてくれた。と思う。
 
まず、精神年齢の低さだ。
が、まあ、これはなるようにしかならないし、早く大人になってほしいなんて
ぜんっぜんっ思いませんから、私わ。
 
前から思っていたのだが、娘は「日常」と「勉強」をすっぱり切り離している
ような気がする。
ま、そう言ってしまうと言い過ぎなのだが。
 
先日、娘が「私はゾロ目の時刻をよく見る」と言っていた。
ゾロ目の時刻とは、1時11分とか2時22分とかのことだ。
そこで、「じゃ、ゾロ目の時刻を見る確率はどのくらい?」と聞いてみた。
 
朝7時に起きて夜11時に寝るとすると、時計を見る可能性があるのはその間の
16 x 60 分。(おやあ、この掛け算、順番が・・・。ま、いいでしょう。)
ゾロ目時刻は、11時11分、1時11分、2時22分、3時33分、4時44分、5時55分の
ことだそうだから、ゾロ目時刻である時間は6分。
すると、起きている時に時計を見てゾロ目時刻である確率は6/16x60 = 1/160
ということになる。
1日に時計を見る回数は20回くらいとすると、1日にゾロ目時刻を見る確率は
だいたい1/8となる。1ヶ月もあれば、2、3回見ても不思議はないわけだ。
 
という話をして、「数学って、こういう風に使うんだよ」と言ったら、
娘の奴、にやぁと笑って、「お父さんが言いたいことは、わかったよ」。