息子たちの精神年齢

息子の高校(かつ我が母校)には、系列中学から入る子と他の中学から入る子がいる。
ここでは、前者を中入生、後者を高入生とよぼう。
息子は高入生である。私もそうである。
あ、もちろん、我が母校では、中入生、高入生、みんな仲良しである。当然である。
 
ある日、高入生の友人が、「中入生の精神年齢は低い」という話をはじめたという。
中入生たちの前で。
あ、誤解のないように。いや、だから、ほら、みんな仲良しだから。
が、息子は、さすがに、「おまえ、それは、ちょっと待て」と思ったそうだ。
「それはまったく正しい。しかし、それを直接言ってはいかん」と。
しかし、中入生たちは、笑って聞いていた、という。
 
息子によると、中入生の精神年齢はマイナス2才だそうだ。
「あいつらときどきエッというようなことも言うけど、こいつらはまだ子供なんだと思えば、
 腹も立たないんだよ」と。
ほうほう。しかし、、、だな。
イナズマ○レブンやポケ○ンを熱く語り合ってるおまえらは、世間様から見たら
マイナス2才だろ?それよりさらにマイナス2才って、どんだけだ?
と、言ったら、「え?俺たちの精神年齢は、普通の高校生の1.5倍だよ」などと。
 
それを聞いていた妻。
「でもね。○○君(息子の友人の中入生)はしっかりしてるってよ。
 あの子は小学生の時に自分から塾に行きたいと言って、親に言われたんじゃなくて、
 自分で中学受験を決めたんだってよ。
 だって、○○君のお母さんが、そう言って自慢してきたんだから」と。
(う〜ん。ポイントは最後の1行にあるような気もするが・・・。)
が、息子の奴、
「う〜ん、確かに、○○の精神年齢は低くないよ。あいつは特別だ。
 でもね。小学校のときに自分から塾に行って、自分で受験を決めたって、うちの学校では、
 ごく普通で、少しも、"しっかりしてる"って話じゃないよ。
 たいていの奴は、"友達が塾に行ってるから俺も行きたい"で塾に行き出して、そのまま
 勢いがついて受験しちゃうだけだから」と。
 
息子によると、系列中学の1年生の口ゲンカはおもしろいそうだ。
見た目まだ小学生なのに、中学受験で難しい言い回しを覚えたもんだから、まるでおじいさんが
難しい言葉を使って口ゲンカしているようだ、と。