つかむまで

毎日コツコツ勉強が重要であることは言うまでもない。
でも、コツコツそれだけではだめなのだ。
 
このブログで昔論じた「4つのフェーズ」論、私は正しいと思っている。
で、その最初のフェーズであるところの「創出」が終わらないと、いくらコツコツやっても、
そのほとんどが流れ去って消えてしまうと思うのだ。
「創出フェーズの終了」というと、アレな人に思えるなら、「コツをつかんだ状態」と
言ってもいい。
(「コツコツ」のコツと「コツをつかむ」のコツ、混乱しますが、違います。)
コツコツが有益になるのは、「創出のあと」(あるいは、コツをつかんだあと)なのだ。
 
それでは、どうすれば創出フェーズが終わるのか?
という話もずいぶんした。
「お母さんが赤ちゃんに話しかけるように先生(指導者)が話す」が基本だと思う。
 
しかし、である。
それは、実際のお母さんと赤ちゃんがそうであるように、大変に長い時間を必要とする。
時と場合によっては、それはとっても難しい。
時と場合とは、、、まあ、わかりますよね。
 
「数学とは何か(中学生や高校生にとってのである)」「英語とは何か」というくらいの
大項目レベルなら急ぐべきではないと思う。
が、「とりあえず、数学とは何かわかった(あ、だから、中学生や高校生にとってですって)。
 でも、三角形の合同の証明がよくわからない」なんていう小項目レベルの問題もある。
そして、そのくらいのものなら、当然(?)たくさんあるだろうから、できれば
さっさと創出フェーズを終わらせてほしいと、思っちゃってもしかたあるまい。
 
そんなとき、どうすればいいんだろう。