謙虚

娘の言動はときどきずれてると思う。
その「ずれた発言」が明らかに自分に不利になりかねない状況で出るのだ。
かなりずれてると思われる息子と妻もびっくりする。
「ええっ?そんなこと言っちゃったの?言わなきゃいーのに」と。
そんなとき、私は、息子が頼もしく思える。
息子は「だって、俺、空気読めるもん」と言う。
その話をここに書けないのが残念だ。
(ちなみに、人を責めるような発言ではない。
 言ってみれば、自分の手のうちを明かしちゃうような発言だ。
 つまり、娘は、何も秘密にしていないのだ。)
 
ところで、その娘、最近よく「私は謙虚だから」と言う。
いや、ほんとに謙虚なら、わざわざ言わなくてもいいのに。ま、いいか。
それで思い出したことがある。昔、息子が言ったことだ。中学1、2年だったかな?
「謙遜?ああ、失敗した時にあまり責めらないようにあらかじめ言っておくものでしょ。
 それは心の弱い人間のすることであって、俺は絶対謙遜なんかしないね」と。
 
「お兄ちゃんはそう言ってたよ」と娘に話していると、横から息子が
「え?俺、そんなこと言った?」。
はいはい、言いましたとも。
まあ、娘も絶対謙遜なんかしないよね。