私の「坊っちゃん」感想

と言ってまともな話ではない。
ので、夏休みの感想文の参考にはならないのでそのつもりで。
 
私は、自身が田舎者なので(「C県なめんな、ごらぁ」の世界)、坊っちゃん
「田舎者蔑視」の姿勢は、かなり気になっていた。いや、今でも。
が、それはそれとして、思うことがある。
 
私は関東人だが、京都に住んだことがある。
また、アメリカに住んだこともある。
そういう「ヨソの土地」では、ときどき、その土地の人々への言いようの無い
イライラが噴出すことがある。
 
冷静に考えれば、それは単なる文化の違いでしかない。
たとえば、京都人が「○○もあるし」と言ったら、それは単に、
「○○がある(終了)」と言う意味だと思えば腹の立つはずもない。
アメリカ人が「I'll do it in a couple of days.」と言えば、
それは「I'll do it, maybe, in a week or so.」と言っているだけだと思えばよい。
(ついでに言うと、「3時に公園集合」と言うと、日本人は「2時50分に公園にいろ」と
 とらえ、ドイツ人は「ぴったり3時に公園」ととらえ、私の知ってるスペイ○人は、
 「3時になったら公園に向かって歩き出す」ととらえるらしい。)
 
基本、京都人もアメリカ人も(ドイツ人もスペイ○人も)いい人たちである。
しかし、文化が違うとイライラすることもあるのだ。
(そして、ときどき、おもいっきり悪口を言ってみると、すっきりするもんだ。)
坊っちゃんは、そのイライラを無反省に言い散らしているように、私には見える。
そして、ちょっとだけ、にやっとしてしまう。