非受験期の勉強・中学国語 後編

結論は、
 
 問題集の問題を解く  と
 読書をさせる     を
 
組み合わせるということである。平凡である。
  
国語を水泳にたとえるなら、
問題集の問題を解くことは「プールで精密な泳ぎ方を覚える」に相当し、
読書をすることは「海で泳いでみる」に相当すると思う。
 
「プールだけでいい」「海だけでいい」という人もいるだろう。
(競泳選手は前者?楽しく水につかりたい人は後者?)
国語も同様だろうと思うのだが、私は、私の子供には両方必要と判断したわけだ。
 
というわけで、娘とは、読書をしている。私が選んだのは、もちろん、
小説版「君に届け」、、、ではなくて、
 
 誰も知らない「名画の見方」高階秀爾
 
である。
この本は、表紙のフェルメールの絵(真珠の耳飾りの少女、別名、青いターバンの少女
にひかれて買ってしまったもので、一部から「オジサンだ」とか批判されていたのだが、
かなりの名著なのではないだろうか。
少なくとも、私には、内容・文章ともに、これ以上は期待できないほどの本だった。
(むしろ次の本に困るくらいである。
 ただし、美術のことはまったくわからないので、何も保証はできない。
 また、官能的とか、人妻との恋とか、ちょっと子供には説明の困る記述や、ゴヤ
 こわーい絵なんかもある。まあ、しかたがあるまい。)
 
この本のはじめの数章は、一緒に音読した。
で、「あとは自分で黙読」にしようと思ったのだが、娘が「それじゃあ、つまらない」と
言うので、一人黙読と一緒音読を併用しようかと思っている甘い父親である。
 
まだ、結果が見えるものではないが、楽しくできているから、すでに成功していると思う。
問題集とどう混ぜるのかは、今後の課題である。
 
なお、小説版「君に届け」は、娘が勝手に読み始めたものだが、これはこれで、
読書の習慣をつけるという意味で、とてもよかったと思っている。
 
終了。