息子の見解

「理科の人」を自認している私だが、最近、息子の奴、「実は、お父さん
(つまり、私)には理科の知識があまりない」ということに気がついてしまったらしい。
「え?オヤジそんなことも知らないの?」。
「そんなの普通に基礎だよ。オヤジ、本当に理系だったの?」などと。
 
「いや、お父さんな、生物系はあんまり知らないんだ。あんまり勉強しなかったし」と
言うと「でも、地学のことも化学のことも知らないじゃん」。ぐぬっ。
確かに、知らぬよ。
大学入試では、物理・化学を選択したが、正直、化学はビビリながら受けてた。
 
「でも、物理は、得意だったよ」と言うと、「それって、覚えることないじゃん」。
そうそう。それ。お父さんはそれを言いたかったのだよ。
中学生のとき、オームの法則には苦労したけどね。
 
「まあ、そうだけど、あれだ、お父さん、まだ数学では負けんぞ」と言うと、
「確かに、まだ俺が知らないことを知ってるんだろうね」。
そうそう。だって、おまえ、まだ準同型定理だって知らんだろ?
すると、「でもね。数学は、知ってるってことが大事なんじゃないんだよ」。
 
う〜。偉そー。でも、頼もしい。