数学は言葉

最近の私の最大の関心事は、娘にどうやって数学の楽しさを伝えるかだ。
これは、なかなか難しい。
正しくは、「数学の楽しさ」と言うより、「理系的発想」を身につけてもらいたい
のだが、「理系的発想」の入り口に、「数学の楽しさを知る」があると思うのだ。
 
(私の知る限り、数学が得意な人で物理が不得意という人は結構多い。
 逆に、物理が得意な人で数学が不得意という人は知らない。
 あれ、何が言いたいのかな?
 それは、つまり、物理の方が数学より、、、むにゃむにゃ、
 いや、まあ、つまり、数学が入り口なんですよ。)
 
一応、言っておくと、娘が数学を好きでないというわけではない。
むしろ、好きだ、得意科目だと言っている。
うん、うん。お父さんうれしいよ。
でも、まだ伝わりきってはいないような気がするんだよね。
 
娘は、数学を、いくつかある教科の1つと考えているようだ。ま、そうだよね。
で、問題が解けるとうれしいらしい。ま、そうだろうね。
テストで良い点を取るのもうれしいようだ。わかるよ。
 
でも、それって、数学とはまーったく関係ないことだよね。
そもそも、数学っていうのは、言葉であって、できて当たり前のものだし、
本来、得意とか不得意とかいうものじゃあないんだ。
いや、まあ、得意とか不得意とか言うこともあるけどね。
(高等数学のことは知らない。テストの数学も別。
 これは、中学高校で習う「普通」の数学の話。)
で、言葉を話すと楽しいように、数学を話すと楽しい。
 
「テストの点が良いとうれしい」と「数学が楽しい」が別のことっていうのは、
この気持ちは、どうすれば伝わるのだろうか。
いや、まあ、ほっておいて、そうなるならなる、ならないならならない、
なのかもしれない。
娘の数学ライフは、まだはじまったばかりなんだから。