なぜ携帯電話を嫌うのか

私は、子供たちに、できる限り、携帯電話を持たせたくない。
もちろん、家庭によって事情は異なるだろうから、他のご家庭にまで
その考えを押し付けたいわけではない。
が、一応、その理由を書いておきたい。
もちろん、それらは、すべて、「我が家の事情」に過ぎない。
 
携帯電話によって、子供たちが、「不適切なサイト」にアクセスする危険性が
取りざたされることもあるが、私は、これはあまり心配していない。
 
私が問題と感じるのは、「大量の時間を無為に消費する」ことだ。
これは、妻を見ているとわかる(ごめん)。
妻も私も最近になって携帯電話を使いはじめたのだが、妻は、理由があって、
あるグループの人たちとメールのやり取りをしている。
メールは、いつ来るかわからないが、妻にはそれがストレスのようだ。
しかも、大抵の人は、妻がメールを送ると数分で返信してくる。
それは、つまり、「いつもメールを待っている状態」になっているのだと思う。
 
このような状態の人の脳を「メール脳」というそうだ。
これも「ゲーム脳」と同様に、学術的根拠のない話だと思う。
が、「ゲーム脳」と同様に、あるいは、「ゲーム脳」以上に、おそろしい。
それが嫌だから、携帯電話を持たせないのだ。
 
友達と話したいなら、会って話せばいいと思う。