息子の成績(これまでのまとめ)

「小学校と中学校は違う」という話をよく聞く。
今日は、我が家で起こった(起こりつつある)そういう話。
 
私は家庭学習の鬼であるが、息子が(もちろん娘も)小学生のときには、
学校とはあまり関係のないことを教えていた。
むしろ、学校と重ならないように工夫してきたつもりだ。
それは、脳を育てることが目的であって、成績のためではなかったからだ。
 
で、息子の成績は、かなり良い方だったと思う。
(小学校の成績はいまいちよくわからないのだが。
 いや、相対評価を捨てた今、中学校もわからないのだが、小学生は
 自分と友達を比較しないので、さらによくわからない。)
息子のクラスはいつも宿題がたくさん出たのだが、それをまじめに
やるだけで、特別なテスト勉強などしなかった。
(「テストをするから勉強しておけ」と言われた場合は、もちろん、
 勉強させた。一家をあげて(笑)。)
(なぜか娘のクラスは宿題が少ない。)
 
さて、中学校に入って、最初の定期試験である前期の中間試験。
あんまり勉強している様子はなかったが、気にしなかった。
これまでもそうだったから。その結果は、、、
あれ、なんだか、小学校ほど良くない、、、かな?
でも、まあ、中学校の評価は厳しいのかな?
というくらいの感想だった。
ところが、段々、友人の成績が伝わってくる(さすがに中学生はそういう
話をするらしい)と、息子の成績は、確かに、それほど良くはないことが
わかってきた。悪いわけではないだが。 
 
ここに来て、夫婦ともに、自分の中学校時代を振り返り、定期試験の前は
ちゃんと勉強しなければいけないと思い出した。
その結果、前期の期末試験では、親である私たち夫婦と息子の間で、
少々もめることもあったが、なんとか、勉強させることに成功し、
その成果かどうかわからないが、かなり良い点数になった(と思う)。
 
ところが、出てきた五段階の成績は、中間試験時のものとほぼ変わらない
もの、つまり、悪くはないがそれほど良くもないというものだった。
これには、夫婦ともに仰天し、いろいろ検討した。
 
そして、後期に入ると、親の方が成績を気にしだした。
(息子はつらかったと思う。すまん。)
それでなんとかなるだろうと思っていたのだが、後期の中間テスト期間に
入ると、どうも、息子は「勉強に乗れてない」ように見えた。
私は、少々イライラしてしまったのだが、息子はよく堪えた。
そして、テスト寸前になって、かなりの集中力を見せてくれた。
(どうしてその集中力を、普段出してくれないんだ、とは思う。)
 
今日現在、ほとんどの科目のテスト結果が返ってきた。
期待していたのは、「全科目での点数の大幅なアップ」だったが、残念ながら、
そうはならなかったようである。
せっかくした勉強が点数に結びついていないものもあるように見える。
(ただし、数学や理科は、とても良い点数だった。)
しかし、答案を見ると、注意力や丁寧さでは、以前に比べて格段の進歩があった
ように思える。
 
成績そのものは、前期よりは、わずかに良くなっているのではないかと思う。
しかし、何より、自主的な勉強において集中できるようになったこと、よく注意
して丁寧に答案を書けるようになったことが、今回の定期テストの最大の成果
であると思う。
そして、私は、その結果に大変満足している。
息子よ。よくがんばった。
たぶん、成績は、これから少しずつ上がっていくよ。