娘の教育課題3

小学生にとって、「基礎的な思考力」とは何か。
 
まず、基本の基本は、
 
・善悪を判断する能力
・おもいやる能力
 
だと思う。
「善悪の判断」は、語りだせばキリがないので、省略(笑)。
「おもいやる能力」とは、「他人の立場で考える能力」のことだ。
これは、単に「良い人になる」というだけでなく、
「入試の国語を解く」とか、大人になって「お金儲けをする」
などというときにも役立つ、重要な思考力だと思う。
もちろん、まず、良い人になってもらいたいのだが。
 
これらに関しては、あらためて「課題」ということもないだろう。
幸い、娘も息子も、すくすく成長してくれている。
 
次に考えられるのは、
 
・四則計算力(分数、少数を含む)
・比/割合の理解
・小学生配当の漢字
 
これらも、特に問題はないと思う。
四則演算は、息子がとても得意なのに、娘は興味を示さなかったので、
少々心配だったが、最近は、暗算もできるようになった。
比/割合の勉強は、これから。
漢字の勉強は好きなようだ。
(漢字は、中学生の息子が、今、心配。
 「どうしてそんな字を書くんだ?」と思うことが多い。
 が、前にも書いたように、長所と短所は表裏一体のような気がする。)
 
これだけで終わりなら、まあ、そんなに難しくないのだが、もう少し先がある。
 
・文章を理解する力
・文章を書く力
・世の中の動きの理解
 
「文章を理解する力」「文章を書く力」と言うと、かなりあいまいなようだが、
実際は、きわめて明確だ。それは、
「小学生用の問題集(難関中学入試用のものを除く)が解ける程度の力」
ということだ。
参考書関係で有名な出版社の問題集は、どれも涙が出るほど良いできだ。
(そうそう、通信添削の問題も。)
難関中学入試の国語の問題とそれ用の問題集は、人によりけりだと思う。
解ければすばらしいが、小学生で解けなくても、大丈夫だと思う。
人生は長いんだから。
 
ちなみに、難関中学入試の算数の問題は、たいがい、私は好きになれない。
もちろん、それもできればすばらしいが、できなくても、まったく問題ないと思う。
ただし、頭の体操としては、おもしろいだろう。
 
「世の中の動きの理解」は、難しい。
ロシアのグルジア侵攻をどう思うか。
サブプライムローン金融危機の関係がわかるか。
与党を支持するか、あるいは、野党を支持するか。
まあ、それは、小学生には無理だろう。
しかしまた、まったく無関心であるのも、よくないと思う。
 
最後に、我が家バージョンとして、ひとつ。
 
・数学/理科をこよなく愛する
 
息子は、完全に、そのように育っている。
娘も、「算数大好き」と公言し、「勉強しろ」というと、まず理科をやる。
だから、大丈夫だと思う。