ハリドンの置き土産

最近、息子が、「あるトランプゲームのルールをパクッて自分流の
ゲームを作っている」と言う。
あるトランプゲームとは、ジン・ラミーだそうだ。
私はまったく気にも留めていなかったのだが、ジン・ラミーとは、
夏休みの感想文の課題だった「曲芸師ハリドン」にちょこっとだけ
登場するトランプゲームなのだ。
(確か、「ハリドンが夜やる」くらいの記述しかなかった。
 物語的にも、まったく、重要でない記述だと思う。)
息子は、なんと「読書感想文の課題図書」に登場するマイナー(?)な
ゲーム名に心を惹かれ、インターネットで調べて(最近「パソコン貸して」
と言われた)、そのルールを理解し、その自分版を考えていたのだ。
なんと言うべきか。
息子の「曲芸師ハリドン」の(最初の)感想は、私を驚愕させるほど、
あさっての方向を向いていたのだが、それはそれでいいんだなー、
と思った。