学力テスト

学力テストの公開・非公開がまだもめている様子。
私には、「データを隠す」ということの意味がわからない。
くさいものにはフタ、、、国民には何も知らせない方がよい、、、
では、どこぞの政府のお偉いさんと、、、あ、いえ、失礼しました。
 
「学力テストによる序列」ということで、(かつての?)受験地獄風の
学力競争がはじまると想像している方もあるようだが、実際の学力テスト
の問題をご覧になったのだろうか。
 
http://www.nier.go.jp/08tyousa/08tyousa.htm
 
テストの内容を見れば、さすが専門家が作っただけのことはある、
なかなかよく考えられた問題だと感心させられる。
「学校が塾になる」などという内容のものにも思えない。 
こんなにいい問題を前に、自分たちの住んでる地域の子供たちはどんな風なのか、
知りたくはないのだろうか。
 
繰り返すが、学力テストの問題に、珍問奇問はない。
進学校の受験問題のように、学年のレベルを超えているようにも見えない。
言ってしまえば、全員、満点をとってほしい内容だ。
まあ、実際には、満点はなかなか難しいわけだが、どうして満点に
ならないかと考えることは、極めて有益であり、教育的だと思う。
 
前にも書いたが、平均点の低い地域があったとして、その結果をもって、
その地域の教師を批判することは、有害無益な行いだ。
「おまえが悪いから我が社の業績は落ち込んでんだ。もっとやり方を考えろ」
と言うだけで、「やり方」を指示しない上司、あるいは、「実現不可能な
やり方」を妄想で語る上司、あるいは、「ひたすらがんばれ」と精神論を
唱える上司の下で、業績なんかあがるはずはないのだから。