娘のピンチ

娘が「ピンチのときに...」という話をしていた。
笑いながらの他愛もない話。
で、ちょっと思い立って、「でも、○○(←娘)には、ピンチなんてないだろ」と
聞いてみた。深い意味はなかった。
が、その返事にびっくり。
 
「一度だけ。クラス全員対私一人みたいになったとき...」
 
「えっ?そんなことあったの?」と言うと「うん」。
「いつ?」と言うと「ずいぶん前」。
「どうして言わなかったの?」と言うと「なんとなく」。
 
私は、「誰にやられたの?」と聞いた。
娘は「クラス全員」と言ったが、どうせ「首謀者」がいるに違いない。
娘は、「忘れちゃった」。
って、忘れちゃうわけないだろー。
思い当たる子は、一人(イジワルっぽい)、二人(イジワルっぽい)、う〜ん、
三人(権謀術数家)くらいか。
で、一番あやしい子の名前を言ってみた。「△△ちゃん?」。
すると、娘は、にやぁとしてうなずいた。
「でもね。はじめは嫌だったけど、めっきがはがれちゃったんだよ。」
えーと。意味不明です。
よくよく聞いてみると、△△ちゃんが中心になって多くの子が娘にイジワルを
言ったらしい。が、そのとりまき連中は、一時的に△△ちゃんについていたが、
娘が態度を変えないでいると、徐々に、離れていき、最後は△△ちゃんが、
一人だけになってしまった、ということらしい。
 
さて、その「首謀者」の子だが、私の印象では、ちょっと(かなり?)イジワル
だが、問題にするほど...という気もする。
(できれば、みんな、仲良くしてほしい。何しろ、子供の数が少ないんだから。)
まあ、それほどのことではなかったのだろう。
それにしても、娘は強い、と感心した。
「それに、みんながイジワルしても、私には□□がいるもんって思ったし」。
□□ちゃんとは、娘の親友。□□ちゃん、ありがとう。
 
全然関係ないのだが、私は、セーラームーン(アニメ)のエンディングの歌
乙女のポリシー」が好きである。
「どーんな、ピンチのときも...」と歌う歌である。
娘が再放送を見まくっていた時代に覚えたのであって、自分がセーラームーン
見ていたのではない。念のため。
その頃、妻に、「ピンチなんて言っても、どうせ、大したことないんだろ?」と
聞いてみた。
すると、「好きな男の子が他の女の子と話していた、とか、そういうことよ」。
「くだらねー」と思いました。でも、ピンチなんて、それくらいでいい。