思うこと

思うことがある。
こんなことを書くと、ちょっとアレな人に思われるかもしれないので、控えていたのだが。
 
それは、「最近、人々が、妙にイライラしていて、怒りっぽいと感じる」ということだ。
 
昔、「キレやすい若者」という言葉が流行った。
たしかに、一時期、そんな感じもしたが、今は、全世代にわたって、「キレやすい」。
と言うか、キレなくても、いつもイライラしているような気がしてならない。
中年も老人も一緒だから、ゲームのやりすぎとか、ゆとり教育(?)とかは、関係ないだろう。
 
たとえば、私の職場の人々は、なんだかイライラしている。
(その大きな原因は、たぶん、「業績の悪化+成果主義の導入」だと思う。)
たとえば、運転している人々が、なんだかイライラしている。
(強引な運転が、とても多いように思う。)
たとえば、駅や電車の中で、人々が、なんだかイライラしている。
(これは、昔からかな?)
 
で、ここからが本題なのだが、実は、私自身、気がつくとイライラしているのだ。
つまり、「最近、人々が、妙にイライラしていて、怒りっぽいと感じる」の「人々」には、
私も含まれてしまうのだ。
 
私は、職場の成果主義を無視している。
だから、別に、その件では、イライラしてない。はず。
しかし、「自分の成果」のために、こちらの仕事に口を出してくる人には、イライラする。
(おそらく、その人は、私の仕事にイライラしているのだと思う。)
私の運転は、模範的な安全運転だと思う。
しかし、後ろから煽られたりすると、イライラする。
(おそらく、その人は、私のノロノロ運転にイライラしているのだろう。)
駅でのささいな接触で、ムッとする人に、イライラする。
(おそらく、その人は、私にイライラしているのだろう。)
 
ちなみに、どれも、「相手が悪い」と言っているのではない。念のため。
たぶん、私にも大きな原因があるのだろう。
ただ、原因がなんであれ、お互いがイライラをつのらせているという事態は異常では
ないだろうか。
 
いったいこれはどういうことなんだろう。
最近流行の環境ホルモンとやらの中に、イライラ誘発物質でも含まれているのでは
ないかと思えるほどだ。いや、まあ、そんなことはないんだろうけど。
 
器の大きな人間になりたい。本当にそう思う。
以後、そのように努力することを、ここに宣言いたします。